静岡県の川勝前知事が、退任後初めてリニアについて取材に応じました。年内着工の可能性が高まった静岡工区に思うことは?
【写真を見る】「南アルプスに傷をつけるのは地球倫理にもとる」 静岡県知事時代にストップかけた川勝平太氏 退任後初めてリニア工事語る
29日午後、取材に応じたのは静岡県の川勝平太前知事。川勝氏と言えば…。
(川勝平太 前静岡県知事 2017年)
「全てデメリットしかない。この工事を静岡県下ですることに、断固猛省を求めたい。考え直せということです」
リニア工事に伴う「水問題」などを理由に、在任中は静岡工区の着工にストップをかけてきました。そして29日、退任後初めて工事について語ることに…。
「南アルプスに傷をつける… 地球倫理にもとるのでは」
(川勝氏)
「南アルプスは、ユネスコのエコパーク。人類の共有財産。そこを10キロだか掘ると言って、そういう形で傷をつけるのは、地球倫理にもとるのではないか」
改めて、早期着工に慎重な姿勢を示した川勝氏。
静岡工区をめぐっては、おととし5月に「リニア推進派」の現知事が就任し、その後、着工の前提となるJR東海との対話が完了。年内にも、着工する可能性が高まっています。
「急がば回れです」
(川勝氏)
Q.スピーディーに進んでいる印象を受けるが?
「急がば回れです」
JR東海は、静岡工区の着工後に開業時期を示す見通しです。


