ドラゴンズ井上監督「殻を破るチーム作りがしたい」目指すチーム作り問われ選んだ文字は「殻」

中日ドラゴンズの秋季キャンプが11月1日、ナゴヤ球場でスタートしました。井上一樹監督に、2025年シーズンに向けた思いや、ファンから寄せられた質問への回答について聞きました。
監督就任要請に「まじか」

まずは井上新監督に聞きたい10個の質問に対して、〇×で答えてもらいました。
Q1. 監督就任要請は“ついに来たか”と思った
⇒×
「思うわけがないですよね。もちろん、立浪さんが(監督を)やられていて、来年(2025年)以降も立浪さんにやってもらわなきゃいけないと思って、2軍監督を務めさせてもらいました。“ついに来たか”なんてこれっぽっちも思っていません」
――お話が来たときの心境は?
「まじか、と思いましたね」
Q.2 監督になってもピンクが好き
⇒×
Q.3 ユニフォームのデザインは変更する
⇒×
「イベントの特別ユニフォームならありですが、今のユニフォームの中にピンクを入れることは考えられないし、会社は許さないでしょう。ユニフォームのデザインが変わるような予定はないらしいです」

Q.4 小さい頃から“コミュニケーションモンスター”だった
⇒×
「指導者になったり、自分が選手時代のベテランになったりしたときぐらいから、コミュニケーションを取るようにしました。アマチュア時代はキャプテンとかもやったことはありません」
――何か変わるきっかけがあったのですか?
「星野(仙一)さんや落合(博満)監督など、いろいろな監督に巡り合わせてもらって学んだ部分はいっぱいあります」
ドラフトでは金丸選手を当てる自信あった?

Q.5 ドラフトでは金丸選手を当てる自信があった
⇒〇
「当てる自信があったなら、『何だ、あのガッツポーズ』って話なんですけど(笑)自分の中で信じていたものがあったので、それを実行したら当てさせていただいた感じです」
Q.6 他球団のFA選手に興味がある
⇒〇×
Q.7 来シーズンの4番は決まっている
⇒×
「補強は大事ですが、その中で足らないポジションに『この選手なら』っていう人がもし出てきてくれたら、考えないこともないのかな、と思います」
――どんなタイプの選手がほしいですか?
「ピッチャーでいえば、根気よくイニングをいっぱい投げてくれるようなピッチャーが好きですね」
――来シーズンの4番はこれから決めていくのですね。
「まだ現時点では決まっていません」

Q.8 コーチの人選は大変だった
⇒〇
「これは◎です。コーチの人選は大変でした。いろいろな方に声をかけさせていただきました。(選手の)能力を引き出すにはどんな人がいいのか、すごく(考えて)大変でしたね」
Q.9 一番意識している相手は巨人
⇒×
Q.10 来シーズンは優勝する自信がある
⇒〇×
「自分の殻を破り、新しい自分を発見してほしい」

そして視聴者の皆さんからも、たくさんの質問をいただきました。
――ファンから「来季はどんなチームにしたいか、漢字一文字で表すと?」との質問が寄せられていますが、いかがでしょうか。
「殻を破る、『殻』ですね。みんなを集めての訓示のときにも『自分の殻を破れ』という形で言いました。新しい発見をしてほしいという意味での『殻』です」
「楽しみだね」と思ってもらえる野球に

――さらに根尾昂投手の起用法が気になっているファンも多いようです。
「ピッチャー1本を握っているので、そこで野手に変えることはまったく考えていません。彼もピッチャー1本でやるつもりでいる以上は、ピッチャーで勝負してほしいと思います。
先発、中継ぎというようなものはこれから決めていかなきゃいけないかなと思います」
――来シーズンの抱負も含めて、ファンに向けてメッセージをお願いします。
「見に来てくださったファンの方、そして全国で応援してくださるファンの方に、『楽しみだね』『面白いね』という野球をお見せできるように、みんな(選手)のお尻をペンペンしながら、頑張っていきたいと思います」