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B型肝炎の検査怠る医療ミス 患者は肝不全で死亡 遺族に謝罪し損害賠償を支払う方針 名古屋大学医学部付属病院

05.29(木)01:38
名古屋大学医学部付属病院は、関節リウマチの治療を受けていた当時70代の患者に対して必要な検査を怠るなどした結果、患者が死亡する医療ミスがあったと明らかにしました。
名大病院によりますと、死亡したのは過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがある70代の女性患者で、2008年から関節リウマチの治療のため、免疫の働きを抑える薬を投与されていました。
担当医師はB型肝炎に関する検査を怠り、感染歴も失念していたということです。そのため、医師は女性の肝機能に異常がみられてもB型肝炎ウイルスが再活性化したと気付けず、必要な対応をしませんでした。
女性は肝臓の炎症が急激に悪化し、2021年6月に肝不全で死亡しました。
病院は遺族に対して医療ミスだったと謝罪していて、損害賠償を支払う方針です。