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観測史上最も深い積雪で車のトラブル多発 どんな状況でも助けに向かうJAF『チャント!特集』

隊員を突き動かす一つの言葉


2月に大雪に見舞われた岐阜県では車トラブルの味方JAF(ジャフ)のロードサービス隊員が、今まで味わったことがない大雪の中で活躍していました。レッカー車もまさかのスリップするほどの過酷な条件で作業をする、JAFロードサービス隊員に密着しました。CBCテレビ「チャント!」2月15日放送から

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車トラブル多発!様々なテクニックで救助する隊員


密着するのは、困っているドライバーを助けることに魅力を感じて入隊した安藤隊員。JAF歴2年で大垣基地に所属しています。

朝の七時半、大雪での車の救援依頼を受け出動します。
なんと、救援車両はノーマルタイヤでした。
依頼者の救援理由は、滋賀県までの走行中、雪が激しく降り始め危険だと安全地帯に避難したものの雪が降り止まず動けなくなったとのこと。

安藤隊員「車を乗せこむタイプの積載車で、滋賀県まで運びます」

現地から積雪のないところまではかなりの距離になると判断し、レッカー車より確実に運べる積載車を要請して救援完了。


休む間もなく、次々救援依頼が入ります。
次の依頼は、車がスリップして雪で見えなかった縁石に乗り上げた、とのこと。
安藤隊員は、ジャッキアップし、縁石とほぼ同じ高さにすれば自走で脱出できるのではと判断しました。レッカー車には、木材など様々な資材が積まれています。その中から現場に合わせた資材を選び、車から下ろして現場まで運ぶ、そしてそれらを駆使し、雪まみれになりながら車を脱出させました。

JAF隊員はなぜここまで頑張れるのか?


中には、救援依頼場所までレッカー車で近くまで行けないこともあります。道路が狭い上、積雪が多すぎて入れないのです。
依頼者から「前日昼間も降雪、安全のためにライトを点灯して走行したが、帰宅後消し忘れてバッテリーが上がってしまった」との救援理由。依頼者のところまでは、作業車が入れない場所だったので、安藤隊員は重いバッテリーやケーブルなどを担いで持って徒歩で救援車まで運びました。


それにしても時には猛吹雪になるこの2日間。なぜこんな過酷な条件でも頑張れるのでしょうか。モチベーションを教えてもらいました。

安藤隊員「お客様から最後にいただくお礼の『ありがとう』という言葉です」

後片付けを手伝う依頼者たち

新しい救援依頼がきました。
安藤隊員が向かうと、大きな輸入車が高さのある縁石に乗りあげています。
救援依頼者は、積雪が高く、いつもは見えているものが見えなくなってしまい縁石に乗りあげてしまったのです。その縁石は高く、車体も重いので救援は困難を極めます。

安藤隊員はジャッキアップする為に、足場用の木材など、ありったけの資材を駆使して高さを稼ぐ作戦をとりました。
「ここまで(車が)重いと苦しいです」と吐露しながらもそこはプロの意地。現場到着からおよそ1時間。時間はかかったが見事に救援成功しました。

依頼者「(車)出ましたね。助かりました」

その後、依頼者は「どうもありがとうございました」との言葉と共に、使った資材の後片付けまで手伝っていました。

初めての大雪での仕事は疲労困憊の様子でしたが、とてもいい経験になったと振り返る安藤隊員でした。

『チャント!』は、CBCテレビで毎週月〜金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。

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