岡崎市石原町の「松茸山」で松茸発見なるか!? 今が旬のきのこづくしのごちそうを三食お呼ばれ
愛知県内の町の人たちと触れ合いながら、その土地ならではの“あたりまえご飯”を三食お呼ばれする人気企画「三食お呼ばれ旅」。今回、担当ディレクターの“あべちゃん”が訪れたのは、人口約210人の岡崎市石原町です。さっそく、自然豊かな山間の町で三食およばれ旅に出かけました!
石原町には松茸山がある!?
最初に訪れたのは、お茶農家が営む「宮ザキ園 茶房 一匙」。石原町はお茶の栽培が盛んな地域で、「宮ザキ園」も石原町で約200年続くお茶農家です。「茶房 一匙」では、「わ紅茶」などさまざまなお茶を楽しめます。
「宮ザキ園」の社長に紹介してもらったのが、ゆず農家やカフェを営む“きのこ名人”赤松弘一さん。山では松茸も採れるので、日を改めて松茸を狙ったきのこ狩りに出かけることとなりました。
松茸探しに出発!
赤松さんによると、松茸が生えるのは1年の中でもわずか2週間限り。松茸が生えている頂上の赤松を目指して、道なき道を進みます。山に入るとあちこちできのこを発見。しかし、きのこには毒があるものや、ひたすらマズいきのこも多く、見極めにはプロの目が必要となります。
山歩きで疲れが出た頃に一服休憩を入れ、赤松さん特製の朝ごはんをいただきました。地元で採れた栗を使った「栗の赤飯おこわ」はモチモチ食感で、栗のおいしさもたっぷりです。特A級のミネアサヒを炊いた「新米のおにぎり」はお米1つひとつにうまみがあり、体にエネルギーを補充してくれます。
朝ごはんとともに赤松さんからいただいたのは、オリジナルドリンク「ゆずーら」。ゆずと豆乳を合わせた、ゆず農家ならではの飲み物です。ヨーグルトドリンクのような味わいで、疲れた体にしみ渡ります。
ゆず農家のごちそうを三食お呼ばれ!
朝ごはんを食べたあとも松茸を探して山歩きを続行しますが、この日は残念ながら発見できず。それでもクリタケやシバモチなど、おいしいきのこをたくさん見つけました。
山を下りたあとは、採れたてきのこを使った昼ごはんをお呼ばれしました。クリタケやシバモチを軽く炒めてからピザ生地にのせ、石窯で焼き上げれば「きのこピザ」の出来上がりです。
カフェを営む赤松さんが店では出さないというきのこピザは、新鮮なクリタケやシバモチがシャキシャキ食感で歯ごたえ抜群。タバスコ代わりのゆず胡椒のオリーブオイルが爽やかな辛みで、採れたてきのこのうまみをいっそう引きたてていました。
夜ごはんには、きのこ尽くしの豪華なごちそうが! 山ならではのおいしいグルメがずらりと並びます。
幻のきのことも呼ばれる“ロウジ”の炭焼きは、大人の苦味がクセになる味わい。自家製の柚子胡椒をつけて食べれば、おいしさもひとしおです。
松茸が採れなかったあべちゃんのためにと赤松さんが用意してくれたのが、天然松茸の炊き込みご飯。近所の方から急遽仕入れてくれた松茸をお米と共に竹筒に入れて炊き上げたとびっきりのごちそうです。
まるっと1本分もの松茸が入った炊き込みご飯は、一口食べるだけで松茸の香りが広がります。
さらに赤松さんが用意してくれたのは、岡崎おうはんでだしをとった「クリタケとシバモチの最強汁」。岡崎おうはんの濃厚なコクと甘みがきのこにしみこみ、芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
岡崎市石原町に暮らす人たちの温かさにふれて、素敵な山の幸を目一杯味わうことができました。