世界一ローマを愛する男が手がける究極のカルボナーラ イタリア・ローマの息吹を感じられる名古屋「SUSCi」
名古屋に「世界一ローマを愛する男」が手がけるイタリアンがあると聞いて訪れたのは、千種区に店を構える「SUSCi(スッシー)」。店内の世界観からメニューまで、すべてがローマ一色に彩られた独創的な料理の数々に驚かされました。
ローマを愛する男が手がけた“ローマすぎる”店
「真実の口」に似たオブジェが! 店の外も中も、イタリアすぎる世界が広がる
愛知県のイタリアン料理店「SUSCi」は、ローマ愛にあふれた空間。看板には「世界一ローマを愛する男」の文字が掲げられ、入口にはローマの名所「真実の口」の彫刻が出迎えます。
トレビの泉を作ろうとしたら、さすがに周囲の人に止められたとのこと
店内には「コロッセオ」やローマを舞台にした映画ポスターなどが飾られ、ローマの雰囲気に染まっています。オーナーシェフの世戸口さんは、自称「世界一ローマを愛する男」。かつて店内に「トレビの泉」をつくろうとしたものの、衛生上の理由で断念したほどです。究極の目標は、「日本にイタリアそのものをつくること」と話します。
本場の味を追求! ローマ愛に満ちた料理の数々
食材から調理方法まですべて、愛するローマの伝統を大切に守り続ける
もちろん店だけでなく、料理にもローマへの情熱が注がれています。使用する食材のほとんどは本場イタリアから取り寄せたもの。前菜には地中海沿岸原産の野花・アーティチョークを使ったフリットや、日本では珍しい牛の生ハム、いちじくとゴルゴンゾーラの組み合わせなど、ローマを感じる一品が並びます。
限定5食の「ローマのホントのカルボナーラ」(3550円)は本場を超えるおいしさ!
特にこだわりの「ローマのホントのカルボナーラ」は、生クリームや牛乳を一切使わず、チーズと卵のみで濃厚な味わいを作り出す伝統的な一皿です。イノシシのホホ肉を使うのも本場ならでは。味に厳しい本場のローマ人も絶賛です。
どれもが本場ローマとつながる郷土料理
ローマの街にいる気分になって、ローマならではの料理を堪能
夜のメニューも本場のローマにこだわったラインアップ。「ポルケッタ」は、ハーブで包んだ豚バラ肉をじっくり3時間かけて焼き上げた郷土料理で、言葉で表現するのが難しい緻密な味わいが特徴です。また、イカ墨を使った「海の幸のパスタ」では、本場ローマと同じく汁なしにして、うまみをすべてパスタに閉じ込めています。
深いローマ愛を感じられる逸品ばかり
ほかにも、カリカリの生地が特徴のローマピザ「ピンサ・ロマーナ」「カルボナーラ」「カーチョ・エ・ペペ」「アマトリチャーナ」といったローマ三大パスタなど、ローマの味が勢ぞろい! どの料理も、ローマを愛するオーナー・世戸口さんの情熱が感じられます。
世界一ローマを愛する男が到達した境地
世戸口さんにとって情熱をぶつけられるのがローマ料理だった
オーナーの世戸口さんがローマを初めて訪れたのは36歳のとき。6年間で10店舗を渡り歩き、ミシュラン掲載店でも修業を重ねました。そして2015年、満を持して現在の店をオープン。完全予約制にすることで、こだわり抜いた料理の提供がかないます。
世戸口さんが切り拓いた境地ともいえる「カルボナーラ・エクストラ」(2500円)
そんな彼がたどり着いた究極の一皿が「カルボナーラ・エクストラ」。本場ローマではタブーとされる生クリームを大胆に加え、イノシシのホホ肉やゴルゴンゾーラなどのチーズと合わせて完成させた特別なカルボナーラです。
おいしさを追求したあまり、本場を逸脱してしまった新境地と言える一皿をぜひ味わってみてください。
店舗情報
「SUSCi」
住所:愛知県名古屋市千種区仲田2丁目13 11SKビル 1F
営業:平日昼11:30~14:00、夜18:00~22:00(土は夜営業のみ)
※ディナーは完全予約制
定休日:木曜・水曜ディナー
「SUSCi」公式ウェブサイト