”ルフィ事件”の影響で需要急増の防犯グッズ 侵入盗が嫌がる【4つのポイント】をプロが解説
全国で発生している組織的な強盗事件の影響により、人々の防犯に関する意識が高まっています。名古屋市内のホームセンターでは、防犯対策グッズの売上が例年のおよそ6倍に。
今回は大手警備会社やハウスメーカーなど1000社以上に防犯指導を行うスペシャリストに、防犯に大切な「4つのポイント」を聞きました。 東海テレビ『スイッチ!』3月10日放送から
侵入盗「狙わせない」防犯対策4つのポイントとは?
日本防犯住宅協会の柴山会長によると「今の時代、防犯対策をしないのはありえない」と話します。
具体的にはどのような対策が有効なのか?柴山さんは「犯人が嫌がる4つのポイント」があると話します。
1つ目は【音】。窓ガラスをハンマーでたたくと大きな音が出ますが、空き巣の手口を使えば大きな音を出すことなく窓が割られてしまいます。
有効となるのは、ガラスが割れたときに自動的に鳴るアラーム。ガラスが割れたときに出る音の周波数を感知すると、警告音が30秒鳴り続ける仕組みです。
2つ目のポイントは【時間】。警視庁の調査では、「5分以上かかると7割の泥棒は侵入を諦める」というデータもあるそうです。
ガラス用の防犯フィルムを窓一面に貼るとガラスの強度が上がり、時間をかけても割り破ることができなくなります。
3つ目のポイントは【光】。
外出時も日没後は室内の電気をつけたり、家の周りを常に明るくしておくことが効果的だといいます。家に誰もいないということを犯人に悟られないことが、防犯の上で大切です。
24時間録画可能な最新インターホンが登場
さらに最近の巧妙な手口から命や財産も守るために欠かせないのが、4つ目のポイント【記録】。
近頃は宅配業者や工事業者を装い、家屋に侵入するケースが増えているそう。犯人は証拠を残すことを嫌うため、カメラ付きのインターホンをつけると犯行に至る確率が減るといわれています。
最近では訪問者の有無に関わらず24時間録画可能なインターホンも発売され、注目を集めています。人の動きをセンサーが感知し、映像はスマートフォンで外出先からも確認できます。
さらに怪しい人物がインターホンを押した際には「ただいま出ることができません」など訪問者と直接話さずに自動メッセージを流す機能も備えています。
近年の侵入盗はターゲットの下見を重ね、家族構成などの情報を収集後に犯行におよぶケースが多くあります。自動音声を流すことで、こちらの情報を与えることなく対応することができるのです。
命や財産を守る上で大切な「4つのポイント」をおさえ、日頃の対策で犯人に「防犯意識が高い」と思わせることが重要です。
配信動画では、最新のインターホンや防犯対策グッズをより詳しく紹介しています。
『スイッチ!』
東海テレビ 毎週月曜~金曜 朝9時50分放送
【番組HP】 スイッチ!
※記事の内容は放送当時のものです
スイッチ!
毎週月曜~金曜あさ9時50分から放送中。 もっと東海地方を好きになる“スイッチ”を押す生情報番組。 お出かけスポットやグルメはもちろん暮らしのちょっとしたヒントになるトピックスを幅広くお届けしています。
動画を見る!