ショウガをただ食べるだけでは体は温まらない！？体を内側から温めるレシピをご紹介！『チャント！』
皆さんは「温活」という言葉を知っていますか？温活とは「健康的な体温を保つための活動」のこと。近年、注目が高まり、2月19日には、温活に関する正しい知識の普及、温活の日常生活での活用を目的とした「第1回温活検定」が開催されます。今回は、意外と知らない温活知識を検定の例題で解説！温活料理研究家に聞いた、簡単にできる「温活レシピ」もご紹介します！
温活検定に挑戦！入浴、食事のポイントは？
まずは入浴に関する温活検定の例題から。
ヒートショックの予防で正しいものは？
（1）脱衣所を暖める
（2）入浴前に食事をする
（3）30分以上入浴する
（4）42度以上のお湯につかる
正解は（1）。
浴室と脱衣所の温度差を小さくすることで、血圧の乱高下を防ぐことができます。日本温活協会によると、ヒートショック予防のポイントは、飲酒後や飲食直後の入浴は避けること、浴槽のお湯は41度以下、つかる時間は10分以内とのこと。
次は食に関する温活検定の例題です。
特に冷え性を改善させる食材は？
（1）ミョウガ
（2）ワサビ
（3）すりおろした生ショウガ
（4）加熱したショウガ
正解は（4）。
生のショウガは体温を上げてくれますが、それは一時的。ショウガを加熱すると、熱を生み出す「ショウガオール」が生成されるので、体を芯から温めることができるとのこと。
1000品以上を考案！温活料理専門家の簡単レシピ！
体を内側から温めるレシピを教えてくれるのは、温活料理研究家の渡辺愛理さん。自身の冷え性を料理で克服した経験をもつ渡辺さんは、同じ悩みを持つ女性の力となるべく、温活料理中心の料理教室を開催。
これまでに1000品以上のレシピを考案しているスペシャリストです。今回は、電気やガスをあまり使わず、スーパーで買える食材でできる簡単温活レシピをご紹介します。
超簡単温活レシピ1品目は「甘酒のキャロットラペ」。キャロットラペとは、千切りのニンジンを使ったあえ物のことです。
材料（2人前）
ニンジン1本、甘酒（米麹タイプ）大さじ1、レモン汁小さじ1、アーモンド5～6粒、オリーブオイル大さじ1、塩コショウ適量
作り方
（1）ニンジンはピーラーで薄切りにする
（2）調味料を全て混ぜてドレッシングを作る
（3）ニンジンをドレッシングであえる
（4）仕上げにアーモンドをかける
温活と聞くと、温かい料理をイメージする人もいると思いますが、食材には、それぞれ体を冷やしたり、温めたりする性質があります。渡辺さんによると「土の下で育つ野菜は体を温めてくれる」とのこと。
ニンジン、大根、サツマイモなどの根菜類は、水分が少なくビタミンが豊富なため、体を温める効果があるとされています。さらに、ドレッシングに使用する甘酒などの発酵食品には代謝を良くして体温を上げる効果、ビタミンEが豊富なアーモンドには血流を良くする効果があります。
火を全く使わずに、温活料理1品目が完成！ニンジンの甘さが引き立ち、香ばしさとさわやかさが口の中に広がります。彩りもきれいで、食卓にもう1品というときに最適です！
2品目は「鶏肉のハニージンジャー炒め」。温活に効果があるショウガを加熱するレシピです。
材料（2人前）
鶏モモ肉1枚、ショウガ1かけ、ハチミツ大さじ1、片栗粉大さじ2、ニンニク1かけ、みりん大さじ1、酢大さじ1、オリーブオイル大さじ1、しょうゆ大さじ2、プチトマト4個、ベビーリーフ1パック
作り方
（1）鶏肉を1口大に切り、袋に入れて片栗粉を均等にまぶす
（2）オリーブオイルを敷いたフライパンに鶏肉を入れ、軽く焼き目がついたらひっくり返す
（3）蓋を使い蒸し焼きにし、10分程度加熱する
（4）おろしたニンニク、ショウガ、調味料を混ぜ合わせたタレを絡め、鶏肉にかける
ショウガオールが熱を生み出し、体を芯からポカポカに！鶏肉は、筋肉になることで、温活に一役買ってくれます。タレにハチミツを使用するのは、白砂糖だと体を冷やす効果があるから。渡辺さんによると「蒸し焼きにすることで、鶏肉にしっかり火が入り、ふっくらと仕上がる」とのこと。香りが良く、体が温まり、何よりおいしい！温活に関係なく食べたい一品です。
日々の食卓においしい温活！皆さんも取り入れてみてはいかがですか？
CBCテレビ「チャント！」2月13日放送より
