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子どもの交通事故は「7歳」が最多 愛知では昨年758人の児童が死傷 警察が通学路で一斉取り締まり

04.15(火)16:31
小学生の交通事故が増えています。愛知県内の小学校の通学路で15日、一斉取り締まりが行われました。
午前8時すぎ、愛知県警の白バイ隊員に止められた1台の車。
子どもの送り迎えだったのでしょうか。検挙されたのは、小さな子どもを連れた女性です。
違反内容は横断歩道での「歩行者妨害」で、反則金9000円。
大勢の小学生が毎日使う通学路での違反でした。
15日、愛知県警は、名古屋市千種区の春岡小学校近くの通学路で、交通違反の車の取り締まりを行いました。
その背景には、小学生の交通事故の増加があります。
「千種管内で小学生の方が負傷する事故が2023年が9人、2024年が18人と倍増している」(名古屋・千種警察署 杉本憲一 交通課長代理)
交通事故が最も多いのは小1にあたる「7歳」

愛知県警によると、愛知県内で昨年度、交通事故で死亡またはけがをした小学生は758人。前年度の725人から30人以上増えています。
また、過去5年間に歩行中の事故で死傷した人数をみると、小学校低学年の「7歳」が最も交通事故に遭っているという結果に。小学校1年生の年齢です。
「お子さんは、急に思いもしない行動をとってしまうことがある」(千種署 杉本 交通課長代理)
愛知県警は「春の全国交通安全運動」の一環として、小学生の交通事故を防ぐため、愛知県内の小学校の通学路で見守り活動を行いました。
「横断歩道で人が見えても、速度が速ければ止まることができない。まずドライバーの方には速度を落としてもらう。歩行者の方には横断歩道を渡ってもらうということを、皆さんに意識づけしていきたい」(杉本 交通課長代理)