週末には桜が満開になる場所も多い中、心配ごともあるようです。名古屋の桜の名所では、咲き終わった木を伐採をする計画が。各地で植え替えが必要なワケがありました。

先週、開花した名古屋の桜。名東区の藤が丘の桜は木によっては満開に近いものも。主にソメイヨシノが、約320本あるのですが、中には太い枝の切られている木もありました。
切った理由を、土木事務所に聞いてみると。
名東土木事務所 安藤定治さん:
「老木化してくると枯れてる部分が多くなるものですから、安全確保のために切って、落ちてこないようにしている」
駅周辺の桜は樹齢50年以上のものもあり、枝が伸びて道路に垂れ下がったり、建物に触れたりすることもあるそう。

それでも、状態としては立派な桜の木も。
名東土木事務所 安藤さん:
「比較的ツルツルした面が多い木は張りがいい。ソメイヨシノはツルツルしているのが特徴」
逆に、張りがない木は、表面がボロボロでザラザラ。老木化が進んでいる場合もあるそうです。

老木になっていくと、枝が枯れて、花芽がつかないといった特徴もみられます。さらに老木化が進むと、木自体が傾いて倒れる危険性もあるため…。
名東土木事務所 安藤さん:
「樹木医の診断の結果、木の根元が腐っている。状況判断して桜が咲き終わってから、早い時期に切ることができたら」
撤去するのは、現状この1本だけの予定ですが、今後、診断によっては増える可能性もあるといいます。

すでに、撤去して植え替えたばかりの木もありました。
名東土木事務所 安藤さん:
「カンザンという品種。ソメイヨシノだけではなくて、他の桜も視野に入れながら、(老木化した桜を)植え替えていきたい」
■“次世代”の桜に注目

いま、ソメイヨシノを植え替える際、“次世代”のある桜が注目されています。それが「ジンダイアケボノ」という桜です。
ソメイヨシノと見比べると、色が濃い、枝が横に広がりにくいと街路樹に適しているそうです。
ではなぜ、ジンダイアケボノに植え替えるのか。主な理由は2つです。
1つ目は「病気に強い」。桜が病気にかかったことで倒れてしまう恐れもあるなか、ジンダイアケボノはソメイヨシノに比べて病気に強く腐りにくいため倒れにくくなる。
2つ目は「特徴が似ている」。街中で多く目にするソメイヨシノとほとんど同じ時期に咲き見た目も似ているため、景観を崩さずに植え替えることが出来る。

実際に名古屋の名城公園や山崎川では、一部のソメイヨシノをジンダイアケボノに植え替えています。
こちらは植え替え前後の山崎川。手前の3本が古くなり倒木の危険があったため、ジンダイアケボノに植え替えたということです。
名古屋市では市民の意見を取り入れつつ、ジンダイアケボノも選択肢のひとつとして植え替えを行っていきたいとしています。
【中京テレビ 「キャッチ!」 3月24日放送より】


