名古屋市で、マンションから飛び降りた男が通行中の女性を巻き込み、死亡させたとして逮捕された事件。女性の遺族が悲痛な胸の内を語りました。
「大切な娘を一瞬にして身勝手な行動で奪う行為」(亡くなった女性の父親)
「今回起こったことは不幸な事件でも偶然の事件でもなくて、殺人だと思っている」(亡くなった女性の姉)
28日午後、遺族が取材に応じたのは、家族を亡くした現場です。事件は、7月19日の未明に起きました。
28日朝、送検された田口伸成容疑者(29)。警察によると、中区栄の賃貸マンションで、11階の部屋のベランダから飛び降り、歩道を歩いていた稲葉朋来さん(23)に衝突し死亡させた、重過失致死の疑いが持たれています。
自殺を図ったとみられる田口容疑者。当初、意識不明の重体で入院していましたが、その後、容体が回復し、27日逮捕されました。
警察は、田口容疑者の認否を明らかにしていません。
逮捕容疑が「過失」となったことに強く反論

飛び降りに巻き込まれて命を落とした稲葉さん。事件の翌日には、離れて暮らす両親のもとに帰省し、家族で食事をする予定だったといいます。
「深夜2時半前くらいだったと思う。病院から連絡を受けて娘が事故に遭ってちょっと難しい状況だと。受け止められないですよね。夢であってくれと、嘘だと言ってくれという思いでしかない」(亡くなった女性の父親)
現場は夜でも人が行き交う繁華街です。稲葉さんの父親は、飛び降りれば人と衝突する可能性があることは予見できたはずで、逮捕容疑が「過失」となったことに強く反論します。
「不条理なことで娘を突然亡くした遺族としてはただの過失で終わってしまったら到底納得がいかない」(亡くなった女性の父親)
警察は、事件の経緯を詳しく調べています。


