今年のGWどうする? 日の並びの影響で「近場でコンパクト」旅行が人気、中部空港では待望の金浦便就航

どうなる?どうする?ゴールデンウィーク。最長で11連休という人もいるかもしれない今年のゴールデンウィーク。どんな旅が人気を集めているのでしょうか――。
東海地方の空の玄関口では10日、人気の旅先をめざす人に“待望”のニュースが――
「中部空港では、きょうから新たな路線が就航します。その行先は、ソウルの金浦です」(記者)
“お手頃価格”の航空会社Peachがソウルの金浦空港への直行便を1日1便、週7便で開始。
中部空港では、約10年ぶりの「金浦便」です。
金浦空港のウリは「アクセスの良さ」。
Peachによると、中部空港からこれまで直行便がでていた仁川空港はソウルの市街地まで電車で1時間ほどかかっていましたが、金浦空港は電車で約25分。
空港についてからの移動時間が半分以下になるので、現地での滞在をより長く楽しめます。
中部空港では韓国便が週81便で過去最多

お客さんも、この金浦便を「待っていた」といいます。
「金浦空港は人気いっぱい。仁川空港より金浦空港の方がソウルが近いし、金浦がいいです」(韓国出身の利用者)
「1泊2日で行く時もあるので、余計に時間が稼げる」(月1回韓国へ行く人)
若い人を中心に人気の韓国旅行。
中部空港では、これで韓国便が週81便になり、過去最多です。
「円安なので、海外は物価が高いとか、食事も高いイメージがあるが、韓国は比較的あまり値段の高さがない旅行ができるので、今の時期だからこそ、韓国は選びやすい観光地ではないかと考えています」(Peach 執行役員 福島志幸さん)
運賃は、最も安い日で片道5780円から。初便の10日はほぼ満席でしたが、ゴールデンウィークもまだ空席があるということです。
東海道新幹線の予約状況はほぼ前年並み

26日から始まるゴールデンウィーク。
前半は29日が「飛び石」となりますが、後半は4連休も。どう過ごすのか、街の人に聞いてみると――
「11連休は難しいけど7連休ぐらい。淡路島から回って徳島、高知、愛媛、香川を回るつもりです」(50代 自営業)
「好きなアニメがあってそれのイベントが東京であるので姉と行く。真ん中に休みが取れれば、連休になるんですけど、月末忙しいのでカレンダー通りで」(50代 会社員)
JR東海が10日発表した東海道新幹線の予約状況はほぼ前年並みでした。
人気な旅行先は?

では、東海地方の人に人気の旅行先は――
「韓国やベトナム、香港、中国といったアジアの方面が人気となっていて、国内旅行に関しては大阪万博といった特別な催しの開催もあるので、昨年以上の集客につながっているのではと思います」(阪急交通社 中部日本営業本部 岨優作さん)
阪急交通社によりますと、今年のゴールデンウィーク期間に旅行を予約している人は、去年より国内が2割、海外が1割増えているということです。
日の並びの影響もあり今年は「近場でコンパクト」な旅行が人気だということです。
また10日、中部空港に就航した金浦便が韓国への旅行を後押しすると期待しています。
「就航便が増えることによって、各航空会社の競争が活発になるので、お得なキャンペーンをすることが予想されるので、旅行者にとっては、非常に魅力的な就航になるのではと思います」(岨さん)