新着
「熱中症警戒アラート」23日から運用開始 今からできる対策は「暑さに体を慣らすこと」

04.22(火)16:24
連日暑い日が続きますが、今後さらに暑い夏に向かいます。注意しないといけないのが熱中症。今年は4月23日から「熱中症警戒アラート」の運用が始まります。
先週後半から季節先取りの暑さが続いている名古屋。急激な気温の上昇に心配なのが熱中症です。
環境省と気象庁は、熱中症のリスクが高まった際に注意を呼びかける「熱中症警戒アラート」の運用を23日から開始します。
熱中症警戒アラートは、気温や湿度から割り出した特定の観測地点の「暑さ指数」が33以上になると、都道府県ごとに発表して、注意を呼びかけます。
前日の午後5時と当日の午前5時の1日2回発表され、去年は、愛知で46回、岐阜で20回、三重で52回発表されました。
5月ごろから熱中症による搬送事例が増加

名古屋市消防局の管轄では、5月ごろから熱中症による搬送事例が徐々に増えていく傾向にあります。
名古屋市消防局の救急部救急課・石田卓也さんによると、昨年5月の熱中症による搬送者数は38人でした。
この時期からできる熱中症対策は、暑さに体を慣らすこと。
「少しずつ体を動かして、暑さに慣れていただきたい。こまめな水分補給も行ってもらいたい」(石田さん)
また救急隊の稼働率が高くなった場合に備えた救急体制も。
「救急隊は通常時50隊で運用していますが、救急需要が高まり救急隊がひっ迫した際には、非常用救急隊を16隊を増隊し、最大66隊で救急対応します。胸が痛い、頭がものすごく痛い、全く動けないというときは、ためらわずに救急車を要請してください」(石田さん)