藤井聡太七冠「一手ごとの景色の移り変わりを表現したい」棋聖戦を前に意気込み語る

06.02(月)23:30
将棋の藤井聡太七冠が2日、棋聖戦五番勝負を前に前日検分を行い、前夜祭で対局への意気込みを語りました。
今期の棋聖戦五番勝負は、藤井七冠に杉本和陽六段が挑戦します。
2日は第1局の会場となる栃木県日光市のホテルで前日検分が行われ、対局で使う駒を選んだり対局室の空調などを確認したりしました。
藤井七冠は去年、棋聖戦5連覇を達成して、「永世棋聖」の資格を獲得しました。
今期はタイトル6連覇がかかっています。
一方の杉本六段は、33歳でタイトル初挑戦です。
前夜祭では、電車好きで知られる藤井七冠が移動で乗車した特急の景色に思いを馳せながら対局への意気込みを語りました。
「東武鉄道のスペーシアXに乗ってこちらに来た。前面展望で、景色が少しずつ移りかわっていき、飽きなかった。3日の対局では盤上において、一手ごとの景色の移り変わりを表現できるような濃密な戦いが出来るように全力を尽くしたい」(藤井聡太七冠)
第1局は3日午前9時から始まり、夜までに勝敗が決まる見通しです。