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「卸売り飛ばし」は本当にいいのか?国の備蓄米・随意契約“スタート”で岐阜のコメ卸売業者が直面する流通の異変

05.27(火)18:23
備蓄米の随意契約の受け付けが始まったということで、岐阜市の米卸売業者「ギフライス」を訪ねました。これまでにJA全農が落札した備蓄米約160トンを入荷しています。
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(ギフライス 恩田喜弘 社長)「これが備蓄米です、全部」
こうした中で発表された、国の随意契約。直接、スーパーなどの大手小売業者と国が契約するため、ギフライスなどの卸売り業者は、いわば流通から飛ばされた形に。
(恩田喜弘社長)「随意契約で直接小売業者とやられるということになったので、僕らも驚いている」
恩田社長の元には小売業者から思わぬ依頼が。
(恩田喜弘社長)「小売業者自体は精米機能を持っていないので、そういうところから精米の委託作業が入ってくるんじゃないか。実際にそういう話も入ってきている」
小売店には自前の精米機がなかったり規模が小さいことが多く、大規模な精米機を持つギフライスの元には、精米の依頼が来ているのです。
恩田社長からは、「“卸売り業者飛ばし”みたいな契約は本当にいいのか疑問に思う」という声が上がりました。