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名古屋大学病院で必要な検査怠り女性患者死亡 病歴を失念しB型肝炎悪化

05.29(木)08:05
名古屋大学医学部付属病院は28日、必要な検査などを行わずにB型肝炎の再活性化を見逃し患者の女性が死亡したと明らかにしました。
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丸山彰一名大病院院長「当院の医療行為が原因でこのような不幸な結果を招いたことについて、患者様に心よりお詫び申し上げるとともに謹んでご冥福をお祈り申し上げます」
名古屋大学病院によりますと、死亡したのは2008年から関節リウマチの治療を受けていた当時70代の女性患者です。
女性は、過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがある「既往感染者」でしたが、主治医はB型肝炎ウイルスが再活性化するリスクがある投薬治療を行っていたにもかかわらず、女性の病歴を失念し必要な検査をしていなかったということです。
女性は2021年5月に別の病院でB型肝炎の再活性化と診断され、翌月に死亡しました。名古屋大学病院は今月8日、遺族に謝罪していて、今後、再発防止に取り組むとしています。