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トラックの思わぬ死角 運転席からは見えていない!? 危険を子どもたちに知ってもらうための授業 愛知・弥富市

05.01(木)18:52
車に乗っている人もそうでない人も知っておきたい話です。運転席から見えない死角は想像している以上にあるかもしれません。

1日、愛知県弥富市内の小学校のグラウンドに現れた大型トラック。これはトラックの死角などといった危険を子どもたちに知ってもらうための授業で、蟹江警察署と弥富市の運送会社が共同で実施したものです。
ダイセーセントレックス 谷崎敬二さん:
「長さだとか高さだとか、幅も違いますよね。それによって大きく見えるところ、見えないところが出てくる」

実際にトラックからはどの位置が死角になるのでしょうか。学校の先生に協力してもらい、運転手目線のカメラを設置。
例えば画面一番奥の黒い服の女の子は…。
Q.先生、見えますか
先生:「ギリギリ見えないよ」

サイドミラーを見ても、確かに女の子は映っていません。
実験の結果、車の周りに立ってもらった5人のうち、ちゃんと全身が見えたのは2人だけ。

トラックの真上から見ると、なんと死角はこんなにたくさんあるといいます。

この死角を子どもたちも体験しました。
児童:
「見えないところがたくさんあるんだと思った」
「(車から見えるように)手を上げるなど、いろいろ工夫してみようと思った」

死角以外にもトラックが曲がる時の内輪差の実験や車体の後方が外側に膨れてしまう実験など、児童たちはトラックの近くで注意することを学んでいました。

愛知・蟹江警察署交通課 鈴木光史 課長:
「大きい車の陰から渡ることは危険であること。横断歩道を渡らないと、事故に遭う可能性が高いこと。しっかり学んでほしい」