カレーライスや魚のフライなど、子どもたちに人気のメニューがそろう「給食」。しかし今、物価高の影響が出ているようです。
肉も小さく、旬の魚もあきらめ...

愛知県みよし市の公立小学校、緑丘小学校の給食の時間。この日のメニューは、ゴボウ入りつくね、レンコンサラダと、愛知県の郷土料理の「煮みそ」。

子どもに人気なメニューは、カレーライスにデザート、そして魚のフライです。
しかし、給食センターでは、そんな人気メニューの存続をめぐり議論が。

「鶏の照り焼きは、かさが小さいので」
「もし価格が大丈夫なら、小学校(の量)50グラムまでいけるといいけどなあ。ちょっとさみしいですよね」
栄養教諭の2人が頭をかかえていたのは、3月の給食の献立についてです。

実はみよし市、給食無償化が全国で議論されるなか、いちはやく導入。2024年から市独自で中学生以下の給食費を負担し、実質無料で提供しています。
ただ、無償化しても、質と量を落とすことだけは避けたい。
そこに、追い打ちをかけているのが物価高です。

年度の途中でも市の予算を増やし、2年で1食あたり50円以上値上げをせざるをえない状況になっています。
栄養教諭:
「季節の魚も旬なのに高かったりするから、諦めているものもあります」
「サバは本当に今年すごく上がりました 給食によく使っていたのがサバなのにこんなお値段!?みたいな」
「工夫はもちろんしてるけど、それでも追いつかない部分があったり」

物価上昇の中で無償化を続けつつ、質と量を保つことは簡単ではありません。こうした取り組みができているのは、県内でもわずかです。
米やパン、牛乳などすべての食材が値上がり

名古屋市東区にある、東桜小学校。名古屋市は、多くの自治体と同じように、原則、保護者が自費で給食費を支払っています。

この日の献立は、人気のミカンゼリーをふくめたこちら。おかずは、カレーそぼろあん、ししゃもフライ1匹です。
名古屋市の小学校の給食は、1食あたり平均320円。1年間、子ども1人につき約53,000円を自費で支払うことになります。

主食の米やパンに加え、牛乳などすべての食材が値上がりするなか、市はなんとか質と量を保つため、食材を安価なものに変えるなど対策を講じます。
少子化社会の今、給食以外にも課題が山積する子育て。
3児の母:
「高校無償化もしてもらえたらすごく助かります」
「(教育費が)何千万円とかかってくるといわれてるし、塾も入れないといけない時代になってきているので」
2児の母:
「2人目の保育園料が無料だったら助かる」
「子どもに関わるお金の負担が減るなら、もっと子どもほしいなと思うので」
子どもを育てやすい社会とは。
政治に期待が膨らみます。
各党の子育て・少子化対策は?

子どもたちの「給食」にも、影響が出ている物価高。給食に関しては、子育て・少子化対策として、今回の選挙で無償化をかかげる政党もあります。各党の公約などを見ていきます。
自民:親が働いている、いないにかかわらず利用できるという「こども誰でも通園制度」を推進。ベビーシッターなどの家事支援サービスの利用促進を訴える。
維新:幼児教育・保育の完全無償化、中学校給食を無償化。
中道:児童手当を月1万5000円に増額、就学前教育・保育の無償化。
国民:3歳からの義務教育化、高校までの教育費完全無償化。
参政:15歳まで月10万円の教育給付金を支給。
共産:中学校給食を無償化、30人学級で教育底上げ(高校まで)。
れいわ:子ども手当を月3万円、保育・学童・給食を無償化。
ゆう連:消費税減税で手取りを増やし、教育費にまわす。
保守:工業科、農業科などの専門学科の無償化。
社民:大学までの高等教育の無償化。
みらい:子どもの数に合わせて減税。
各党、無償化や手当の増額などお金を増やして、子育て充実させようという公約が並んだ形となっています。


