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【ミャンマー特殊詐欺】愛知県の少年(16)を「かけ子」として現地に渡航させたなどとしてリクルーターグループの女を新たに逮捕 愛知県警

09.30(火)00:26
ミャンマーを拠点とする特殊詐欺事件で、愛知県に住む16歳の少年を「かけ子」として現地に渡航させたなどとして、リクルーターグループの女が新たに逮捕されました。
職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、福岡県八女市に住む、無職の松本枝実子容疑者(35)です。
警察によりますと、松本容疑者は、去年11月から12月にかけ氏名が分からない人物らと共謀し、仕事に応募してきた愛知県に住む16歳の少年の個人情報や顔写真などを海外の特殊詐欺グループに提供したうえ、少年を航空機でタイに出国させるなどして、「かけ子」として紹介した疑いがもたれています。
少年は渡航後、ミャンマーの拠点で特殊詐欺に加担させられていたとみられていて、ノルマが課され暴行も加えられていたということです。
警察は松本容疑者の認否を明らかにしていませんが、ミャンマーを拠点とする詐欺組織の中で、リクルーターグループの中心的立場だったとみられています。事件をめぐっては、少年を勧誘したとみられる「リクルーター役」の丸杉龍実被告(32)が逮捕・起訴されていて、警察は組織の実態解明を進めています。