8月31日、三重県伊勢市の伊勢神宮近くの明倫商店街で発生した火災。商店街のほぼ全域に燃え広がり店舗や付近の住宅などあわせて59棟、約4300平方メートルが焼けました。焼け果てた商店街の再建への課題とは…。

9月11日、私たちは許可を得て火災後初めて商店街の中へ。
足下には、シャッターの破片が散乱し、あたりには黒いすすが。中には、消火活動の妨げとなった痕がありました。

さらに、奥では、商店街を覆うアーケードの骨組みがあらわに。
商店街の再建に向け課題となっているのは、焼け落ちてしまった建物や家財道具などの撤去です。
災害救助法が適用されれば公費による撤去が可能となりますが、今回の火災は、現時点では、適用されない見通しで撤去にかかる費用は原則自己負担となります。

商店街を見つめるのは、10年間お好み焼き店を経営していた川口さん。
お店をリニューアルしたばかり、これから頑張っていこうというときに起きた今回の火災。
片付けのめどが立たずお店の今後を考えることもできないといいます。
川口義敬さん:「整理。心の中、気持ちが…何か残ってるかを探したい」
昔ながらの昭和の雰囲気あふれるお店を営むのが夢だった川口さん。
川口義敬さん:「商店街は人とのふれあいの場所だと思う。最後はここに戻りたいけど、いつになるか分からん状況であれば、いったんどっかで、小さくてもいいからやってここに戻ってくる」
伊勢市は義援金や寄付金を受け付けるなどして、被災者の生活再建を、支援していくほか、三重県と協力しながら焼け落ちた建物の撤去について支援策を検討していくとしています。


