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スーツケースを空港に放置したとして書類送検 愛知県の30代男性 規定サイズを超えていて機内に持ち込めず… 中部空港

07.17(木)11:48
愛知県常滑市の中部空港に空のスーツケースを放置したとして、愛知県の30代男性が書類送検されました。
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(松田亘哲記者)
「中部空港署で落とし物として保管されているスーツケースの一部には、車輪が壊れているものもあります」
警察署の倉庫に保管されている、持ち主不明のスーツケース。
これらは全て中部空港のロビーなどに放置されていたもので、ことし1月から5月までの間で約80個に上っています。
(中部国際空港 案内グループ 田中夕穂さん)
「元々コロナ前にも数件あったが、コロナが明けてからは目に見える程度に増えている」
多くは外国人観光客によるものとみられますが、きょう不法投棄の疑いで書類送検された、愛知県岡崎市に住む30代の男性は、出発直前にスーツケースが規定のサイズを超えて機内に持ち込めないことが分かり、荷物を移し替えて空にしたケースを中部空港に放置したということです。
(中部国際空港 案内グループ 田中夕穂さん)
「空港という場所柄、テロなどの対策をしなければならない」
空港で見つかった持ち主不明のスーツケースは、中身が分からないため「不審物」として扱われ、警察が出動してX線検査などを行わなければならず、安全確認に3時間以上かかるということです。
警察は空港内の有料引き取りサービスを利用するなど、いらなくなったスーツケースは責任をもって処分するよう呼びかけています。