名古屋城天守の木造復元事業をめぐり、前市長の河村たかし衆議院議員らが、「昇降機の設置をせず、史実に忠実な復元」を進めるよう要望書を提出しました。
「次の人のために決定的な本物を残すのが私たちの権利・義務」(河村たかし前市長)
12日午後、名古屋市役所で対峙したのは、広沢一郎市長と河村たかし前市長です。
河村前市長は「名古屋城木造天守の本物復元を推進する会」の発起人として、「昇降機の設置をせず史実に忠実な復元」を進めるよう要望するために訪れました。
名古屋城の木造復元をめぐっては、3年前の市民討論会で、車いすを利用する男性がエレベーターの設置を求めたところ、別の市民から差別発言が飛び出しました。
この問題を受け、木造復元事業は事実上中断しています。
一方で、名古屋市の広沢一郎市長が「可能な限り上層階まで」小型昇降機の設置を目指す方針を打ち出し、対話を重ねています。
”前任者”の河村前市長らの要望に対し、広沢市長は…。
「2つの理由で厳しいと話した。1つは世界的な潮流でバリアフリーは文化財でも重視されるべきだ。もう1つはこれまでの経緯がある。名古屋城においてはバリアフリー論議を非常に長い時間かけて、いろんな意見を頂きここまできた」(広沢市長)


