2月25日、愛知県の公立高校、一般入試の学力試験が行われました。志願者総数は約5万3千人で、過去最低となっています。
学力試験は県内の155の公立高校で行われ、名古屋市瑞穂区の県立瑞陵高校では、雨の中、傘を差した受験生が試験会場に向かっていました。
愛知県教育委員会によりますと、第1志望と第2志望をあわせた志願者総数は5万3196人で、倍率は1.73倍となっています。志願者総数は比較できる1989年以降で過去最低となりました。26日、27日には、一部の高校で面接などが行われます。合格発表は3月10日です。

愛知県の公立高校、普通科の志願状況を調べてみました。
最も倍率が高かったのが豊橋市の豊丘高校です。128人の募集に対し、450人が志願しました。2位から5位は名古屋市内の進学校などがランクインしています。愛知県は2つの公立高校を受験できる制度を採用していて、これらの高校は第2志望の受験先としても人気があるということです。
一方、公立高校の志願者は、過去最低となりました。高校入試に詳しい、河合塾の山内浩二さんは、『公立王国』愛知にある「変化」が起きていると指摘します。
河合塾公立小中事業推進部 山内浩二部長:
「授業料・入学金が無償になるという流れで、私立高校の人気が出てきている。そこが公立高校の志願者数に影響が出てきている。河合塾に通っている生徒でも、2025年の私立の推薦(入学)が増えていて、率で言うと140%くらいまで伸びている。ここまで伸びていくとは思っていなかった」
今後も私立高校の人気は継続するとみています。
河合塾公立小中事業推進部 山内浩二部長:
「(愛知県による)入学金の免除の発表が私立の入試が終わってから。2027年は最初からわかっている状態で受けるので、さらに人気は上がるのでは」
この私立人気、公立高校を目指す受験生にはうれしい影響もありそうです。
河合塾公立小中事業推進部 山内浩二部長:
「公立の志願者が減れば、合格のボーダーラインも当然下がる。特に中堅からそれに次ぐ高校あたりで、その辺の動きが顕著になると思う」


