「貧血だと思ったら熱中症だった…」“梅雨の熱中症”日差しなくても要注意 6月に救急搬送が急増する理由とは?

梅雨は雨が降る分、暑さは少し落ち着きますが、だからといって油断は禁物。実はこの時期特有の「湿気」が、熱中症のリスクになるようです。

実は6月に搬送急増 梅雨の熱中症

「貧血だと思ったら熱中症だった…」“梅雨の熱中症”日差しなくても要注意 6月に救急搬送が急増する理由とは?

6月7日に梅雨入りした東海地方。どんよりとした梅雨空が広がる一方で、今年はすでに暑い日もあり、街では携帯用の扇風機や水などを多くの人が持ち歩いていました。そんな中、こんな声も…

17歳:

「(去年)6月に熱中症になりました。貧血だと思って救護室に行ったら、熱中症だって言われて。塩分をとって水分補給したら治ったので」

「貧血だと思ったら熱中症だった…」“梅雨の熱中症”日差しなくても要注意 6月に救急搬送が急増する理由とは?

熱中症は夏のイメージですが、実は梅雨の時期である6月に救急搬送が急増しているのです。

なぜ梅雨に熱中症になるのでしょうか。熱中症にくわしい総合大雄会病院の宮部浩道医師に聞いてみました。

総合大雄会病院 宮部浩道医師:

「体が暑さに慣れていないということがあって、この時期に熱中症を起こしやすくなっている状況だと思います」

さらに、梅雨の熱中症には、湿度が大きく関係しているといいます。

総合大雄会病院 宮部浩道医師:

「梅雨に肌寒いと感じることが今はあまりなく、湿度が高くて汗をかきにくい。その時に汗がかけず、体温が下がらず熱中症になるのが、今の時期の特徴ですね」

体内に熱がこもって熱中症に 特に“高齢者”は要注意!

「貧血だと思ったら熱中症だった…」“梅雨の熱中症”日差しなくても要注意 6月に救急搬送が急増する理由とは?

汗をかいても湿度が高く蒸発しづらいため、体に熱がこもりやすいという今の時期。気温が高くないから大丈夫だと思いがちですが、そうではないようです。

特に注意が必要なのが「高齢者」。宮部医師によると、梅雨時期の熱中症は特に「高齢者」に多く、体のだるさや立ちくらみ、ひどい場合には吐き気などの症状が現れるといいます。屋外だけでなく、熱がこもりやすい屋内でも十分な注意が必要です。

すべての年代に共通する対策は、喉の渇きを自覚する前にこまめな水分補給をすること。そして、電気代の高騰が気になるところですが、エアコンを我慢しないことです。

また、汗をかきやすい体づくりも大切だといいます。散歩の距離を長くしたり、通勤の中で階段を利用したりと、日常生活で少しずつ運動を取り入れて、汗をかく機会を意識的につくるといいそうです。

急な暑さに体の準備もできていないこの時期、日差しが強くなくても油断せず、熱中症には十分気をつけましょう。

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