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出産直後の赤ちゃんを放置させ死亡させた母親に執行猶予判決 「当時22歳という被告の未熟さが大きく影響」 岐阜地裁
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02.26(水)19:19
出産したばかりの赤ちゃんを車に放置して死なせた罪に問われた母親に懲役3年執行猶予5年の判決が言い渡されました。
判決を受けたのは、岐阜県関市の山口桃加被告(23)です。
起訴状によりますと、山口被告は2024年2月、関市にある祖父母の家のトイレで女の赤ちゃんを出産しましたが、その後、自分の車の助手席に放置し、呼吸不全で死亡させた保護責任者遺棄致死の罪に問われています。
26日、岐阜地裁で開かれた裁判員裁判で、平手一男裁判長は「救命に向けた行動をとらず死亡するに至らせたのは、強い非難に値する」と指摘しながらも、「当時22歳という被告の未熟さが大きく影響した。特筆すべき悪質な事案とは言えない」などとして、懲役5年の求刑に対し、懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。
判決後、涙を流す山口被告に対し、裁判長は「亡くなった娘のことを重く受け止め、今後も忘れないでほしい」と語りかけました。