不正請求などで行政処分 障害者向けグループホーム「恵」 施設の譲渡先 名古屋市の会社を3月1日付で指定へ 譲渡後も希望すれば引き続き同じ条件でサービス

障害者向けグループホームを運営する「恵」が不正請求などで行政処分を受けた問題で、愛知県と名古屋市は、施設の譲渡先として、名古屋市の会社を3月1日付けで指定すると発表しました。

障害者向けグループホームなどを運営する「恵」は、食材費の過大徴収やサービス報酬を不正請求していたとして行政処分を受け、全国約100の施設が順次運営できなくなっています。

「恵」は、全国の施設を神戸市の医療・介護事業会社「ビオネスト」に一括譲渡する契約を結んでいて、愛知県と名古屋市は、子会社の「イノベルヘルスケア」を3月1日付けで譲渡先として指定すると発表しました。

名古屋市内の利用者は去年12月時点で130人で、譲渡された後も、希望すれば利用料や生活環境など、引き続き同じ条件でサービスが受けられるということです。