4割以上の部屋が1億円超えという、タワーマンションが名古屋栄に建設中です。最上階は「6億ション」ということで、この地方でも広がる「億ション現象」を取材しました。
視界が広がるリビング空間に、広々としたキッチン、洗面台が2つもあるホテルのようなパウダールーム。
地下鉄・栄駅から徒歩10分、白川公園のすぐそばに建設中の24階建てタワーマンション「パークタワー栄」のコンセプトルームが、14日公開されました。
「タワーマンションの高い階に住むということは、そこからの眺めはお客様が重視する非常に大切なポイント」(三井不動産レジデンシャル 古谷歩 主管)
広さは平均76平方メートルほどで、1LDKから3LDKの、全部で95戸です。
気になる価格は、4割以上の部屋が1億円超えの予定です。
一番高い部屋は6億円超え

さらに、一番高い部屋は――。
「一番高い部屋は最上階の161平米で、6億円を超える金額を予定しております」(古谷主管)
最上階に2戸しかない3LDKの部屋は、6億円超え!
栄エリアでも最高クラスだといいます。
7月上旬から販売予約が始まり、2028年11月に竣工予定ですが、すでに500件を超える問い合わせがきているそうです。
一体、どんな人が検討しているのでしょうか?
「家族構成は本当に幅広く、若い方から比較的落ち着いた方まで、多くの方から問い合わせ」(古谷主管)
需要が高まっている“億超え物件”に、街の人は――。
「誰が買うんですか、誰が買えるの」(60代)
「東京とか大阪だったらあると思うが、名古屋では高い」(50代)
愛知県の「億ション」供給戸数は2.7倍に

販売価格が1億円を超えるマンション、いわゆる「億ション」。
名古屋では珍しいものではなくなっています。
不動産調査会社の東京カンテイによると、愛知県の直近5年間の「億ション」の供給戸数は490戸。
バブル期と比べ、2.7倍に膨れ上がっています。
「建築コストが上昇していることによって、コストを価格転嫁できるエリアはどこになるかということで、名古屋市内の供給集中につながっている」(東京カンテイ 市場調査部 藤谷有希さん)
東海地方のマンション価格には特徴が…

建築コストや人件費の高騰などを受け、東海地方の新築マンションの平均価格は、去年は4453万円と10年間で500万円近く上昇。
そして、部屋も狭くなっている傾向にあるといいます。
「新築マンションはやや小ぶりな物件が、栄エリアや中心部で供給されている。中古マンションの面積のシェアは、ファミリー向けの70平米が依然として中心」(藤谷さん)
新築マンションの価格は「下がる要因がない」といいますが、この地方のマンション価格には特徴があるそうです。
「中京圏は一戸建て文化が強い。一戸建ては、マンションよりも手頃な価格で購入できる物件が多い。それを大きく超えてしまうような価格設定を、マンションでするのは難しい。中京圏での価格上昇はあっても、比較的緩やかなものになるとみている」(藤谷さん)


