2027年春に卒業予定の学生たちに向けた就職活動が、3月1日から解禁になりました。就活の「早期化」だけでなく、今年はこれまでと違った動きも。
3月1・2日に名古屋市港区のポートメッセなごやで行われたのは、就活情報サービスなどを手掛ける「マイナビ」が主催する合同企業説明会。
参加企業は東海地方ゆかりの400社ほど。約5000人の学生が来場する見込みです。
今年も売り手市場は変わらず、トレンドは「就職活動の早期化」。
政府が定めた就職活動のルールでは、2027年3月に卒業する学生に向けた企業の広報活動の解禁は、3月1日から。
とは言うものの、就活サイト運営会社の調査の中には、大学3年生の約半数がすでに企業から「内々定」を得ているというデータもあります。
さらに、今回の説明会は3年生向けですが、中には2年生の姿も…。
「早いうちからたくさんの情報を手に入れたい。鉄道業界に行きたい。車掌さんの姿を見てすごくかっこいいなと」(大学2年生)
早期化とともに長期化か

人手不足などで売り手市場が続く状況に、企業側は…。
「内定を出しても就職活動が終われないので、早期化というより長期化のイメージが強い。内定承諾までもっていくのが難しい」(応用電機 鈴木綾乃さん)
早期化による長期化。この状況についてマイナビの研究員は…。
「3年生といえば、まだ専門課程が始まったばかりなので、自身のやりたいこととのミスマッチが一番不安だと思う。スケジュールをいたずらに前倒ししてしまうことは、学生にとっても企業にとってもミスマッチが生まれるリスクがある」(マイナビキャリアリサーチLab 長谷川洋介 研究員)
就活に広がる生成AI

さらに加速しているのが、就活での生成AIの活用です。
「HR総研」「就活会議」の調査によると、2026年卒業の学生では77%が活用予定でしたが、2027年卒業予定の学生では97%まで増えたという調査結果も。
「エントリーシートの作成」や「企業研究」だけでなく、中には「自己分析」に活用する人もいるようです。
「エントリーシートの誤字脱字をチェックしてもらうことに使用している」(大学2年生)
「ある程度自分で情報集めをしたうえで、こういう情報があるんだけどどうかなと。AIの方が答えが出るのが早い。相談相手はAIが6割、両親が4割くらい」(大学3年生)
企業側は、学生がAIを活用することについて…。
「深堀りしていくと、書いていることと言うことが異なることがあり、これはAIを使ったんだろうなと分かる場合はある。上手に使う人と、(AIから)返ってきたものをそのまま使う人と二極化している」(応用電機 鈴木綾乃さん)
「きちんと使う分には構わないと、好意的な受け止めの企業が増加している。学生に注意してほしいのは、AIとはいえ生成物や出力内容には誤りがある可能性もある。内容に関して自身で裏どりをして、情報の正誤を判断するリテラシーが重要」(マイナビキャリアリサーチLab 長谷川洋介 研究員)


