名古屋の「ニホンカモシカ」無事に捕獲 暴れないよう麻酔かけられ東山動植物園で治療・経過観察 名東区

名古屋市の住宅街に現れたニホンカモシカ。公園に留まっていましたが、3日午後4時頃に捕獲されました。

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（目撃した人）
「宿題をやりながら『いた！』って言って、急いで着替え出てきた」

2日、名東区の公園に姿を現した体長1.5メートルほどのニホンカモシカ。同じ個体かは分かりませんが、5月31日には守山区でも目撃されていました。

「すごい」
「どっから来たの」

国の特別天然記念物のニホンカモシカは原則、捕獲が禁止されていますが、後ろ足を引きずっていたため市は「自力で山に戻るのは難しい」と判断。

一方で、暴れる可能性もあるとして2日は捕獲せず、住宅街に出ていかないよう公園にバリケードを設置していました。そして3日…

（粟倉なつみ記者）
「ニホンカモシカは、時折立ち上がったり座ったりする様子がみられます」

公園の隅に座り込んだかと思えば、飛び跳ねるようにグラウンドを横切る姿が。

（近くに住む人）
「ちゃんと保護されて、山に帰ってほしい」

そして、ニホンカモシカが暴れないよう、麻酔がかけられました。その後は、東山動植物園に運ばれ、必要な治療や経過観察が行われるということで、最終的には生息地とみられる守山区の山に放されるということです。