
ツキノワグマ原則駆除の対象に 「希少動物」解除へ 三重県

11.28(金)12:33
三重県の自然について審議する諮問機関が27日、ツキノワグマの個体数が増えているとして、県が指定している希少動物から解除するよう答申することを決定しました。
三重県は、ツキノワグマを絶滅のおそれがあるとして、捕獲などに許可が必要な指定希少野生動植物種としていました。
県の諮問機関の自然環境保全審議会は、個体数が増えているとして2024年7月から議論を重ね、27日、指定を解除するよう求める答申を取りまとめました。
2024年度の環境省の調査によると、紀伊半島のツキノワグマの推定個体数は468頭で、40年前の約2.6倍に増加したということです。県内の2024年度の出没件数は162件と過去最多で、2023年度の約4倍です。
クマの管理計画についても取りまとめられ、人里に出没した際、被害が想定される場合を除いて自然に返すことを基本としていたところ、原則、駆除の対象となるということです。





