名古屋市港区にある工場でつくっているのは、石油由来の透明なフィルムです。このフィルムを使ってコメやパンなど食品を入れるための袋がつくられています。
私たちの生活に欠かせないものですが、このフィルムの製造も中東情勢の影響を受けていました。
CKK 石原智行 社長:
「(ナフサ由来の)原料は供給制限を受けています。原料は約5割値上げされている」

フィルムは、ポリエチレンという物質などからできているのですが、ポリエチレンは石油から精製されるナフサという液体からつくられています。
中東情勢の影響で、このナフサが不足していて。この工場では原料費が1週間ほど前から急騰しています。
そんな中、舞い込んできたのがアメリカとイランの2週間停戦というニュース。
この知らせに社長は…。
CKK 石原智行 社長:
「停戦が始まって終戦になるかわかりません。半年はナフサ不足が続くと思う」
すでに起きている原材料費の高騰分を企業努力では受け止めきれないとして、製品の価格に上乗せせざるをえないといいます。
CKK 石原智行 社長:
「原材料費が占める割合が高い原料が5割上がることに対して、その(原料費)分値上げということで、3割以上の値上げをお願いしている」

さらに、原料不足の影響で工場では一部の機械を止めて生産量を減らしているのです。
出荷前の製品を置く倉庫は…。
CKK 石原智行 社長:
「普段であれば倉庫は(製品で)いっぱいになる。原料不足で生産が落ちています。なかなか製品倉庫もいっぱいにならないという現状」
原料不足のため受注をこれまでの8割に制限せざるを得ないといいます。
CKK 石原智行 社長:
「(取引先に)非常に申し訳ない。(受注を減らした)2割分の売り上げは減る。非常に厳しい状況が続く」


