
ベンチ48度 遊具も40度超 “触ると危険”な熱さをサーモグラフィーカメラで調査 ことしいちばんの暑さの名古屋で

7日、体温を超えるような危険な暑さになっている東海地方。名古屋はことしいちばんの暑さに、岐阜・多治見市は全国一の暑さとなりました。
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既に真夏のような東海地方。街に潜む危険を桜沢気象予報士が調べました。
サーモグラフィーカメラを使うと表面温度を計測できます。名古屋・栄のビル群を調べたところ。
(桜沢)
「サーモで見るとビル群が真っ赤です。光り輝くような暑さになっているところがあります。45度以上を示しています。ビルの表面温度がものすごく高くなっています」
カメラには温度が高い場所ほど白く表示されます。7日のビルの表面温度は、どこも約50度に。
ベンチは48度…座れません!
(桜沢)
「テレビ塔も表面温度熱いですね。地面の温度もすごい。55度前後。触ると…熱い!ベンチも普段は座れるが48度くらい。熱くて座れない」
ベンチは肌が触れると危険な48度になっていました。
そして、多少涼やかに見える噴水とその周辺も計測。
(桜沢)
「水の周りは若干涼し区感じられますが、表面温度は全部真っ白」
栄の屋外は、暑さからの逃げ場がほとんどないような状況でした。一方、日陰でも測ってみると。
(桜沢)
「日陰は全然違う。30度ちょっと」
今回、昼間の屋外で1時間半ほど取材した桜沢気象予報士。桜沢気象予報士自身の表面温度はどうなったかというと。
(粟倉なつみ記者)
「足元に近づくにつれて45度近くになる」
黒い革靴やズボンは特に熱を帯びていました。
名城公園 できたばかりの遊具で遊ぶ人はなし…40度超!
ところ変わって、7日正午過ぎの名古屋・北区 名城公園です。
(桜沢)
「去年できたばかりの新しい遊具ですが、ここで遊んでいる人はほとんどいません」
日中に遊んでいる人は取材中ほとんどいませんでしたが、遊具の表面温度を調べてみると…。
(桜沢)
「熱!50度くらいある。手すりが熱くて触れない。こちらも40度を超えている」
子どもも大人も触れると危険な温度です。こうした中、砂場で遊ぶ親子に出会いました。
(遊んでいた親子)
「日影があるのでよくこの公園来る」
Qブランコとか滑り台は?
「夏場は熱くなってるので難しい。遊んでいるときは(子どもに)扇風機で風を当てて」
屋内外問わず、危険な暑さには今後も厳重注意です。