なりゆきアフロ ~岐阜県北方町の旅(2)~
CBCテレビ(東海エリア)で夕方放送の報道情報番組【チャント!】。
金曜日の人気コーナー、アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんがリポートする『なりゆきアフロ』は、東海地方の125市町村を巡り、そこで出会った人に「町のおいしいもの」を聞き、その場所へ行って味わう“なりゆきグルメ旅”。
さて今回は、岐阜市に隣接する『岐阜県北方町(きたがたちょう)』の後編です。
仲良し姉妹からの謎の情報
まず、おいしいうどんのお店の情報を聞いた副島くん。
早速、取材交渉へと訪ねてみたものの、ランチの時間真っ只中だったため、2時半頃からの取材の確約を得て、再び町を歩き始めます。
すると、出会ったのは、これからランチに行くという姉妹。
北方町のおいしいものを訊ねたところ、二人が答えたのが「東京エックス」という謎の言葉。さらに聞いた情報を基に町を歩いていくと、姉妹が言っていた通り【ちいさなとんかつやさん106(M)(イチマルロク・エム)】※と書かれたお店を発見。※(M)は◯の中にM
店頭の黒い看板にも『幻の豚 TOKYO X』という文字が。
東京に住んでいる副島くんでさえ全く初耳で、期待よりも不安の中、取材交渉を始めたところ即座にOKをいただきました。
謎の『TOKYO X』を食す!
この店が数量限定でトンカツに使う豚肉『TOKYO X(トウキョウ・エックス)』は、3種類の豚をかけ合わせた東京生まれのブランド豚で、ほのかな甘みやサッパリとした脂身が特徴。東京以外ではあまり流通していないというこの肉を自家ブレンドの生パン粉で包み、低温でじっくり上げることで縮まず、旨みを閉じ込めた最高の状態に仕上げているそうです。
1日10食限定という『TOKYO X定食』(2860円)を味わう副島くん。
まずは、切ったトンカツの断面の白さに驚き、一口食べると「噛まなくてもいいかな?くらい、超やわらかい!」と特徴を伝えます。
ご主人も10年ほど前に初めてこの肉に出会った時にはやはり衝撃的で、研究機関に問い合わせをするほどの惚れ込みようでしたが、月日が流れ、やっとこの店で扱えるようになったのは、実は今年の2月くらいから。
お店のオープンは6年前で順調に営業をしてきたものの、今年はコロナの影響を受け、自粛中に新たにこの肉の看板を作るなどPRもしてきたご主人。
早くもこの町で注目を集めているトンカツに出会った副島くんなのでした。
定連さんが集う、町の人気うどん店
はじめにおいしいうどんのお店の情報を聞いて、取材の確約を得ていた副島くん。
約束の時間にお食事処【おかだ】に向かいました。すると、店内には先程のトンカツ店を教えてくれた姉妹が。こういう出会いも旅の楽しみというものです。
この店は、大正時代に製麺所として創業。現在は、三代目が自家製麺を毎朝作っており、そのうどんの数々を味わうことができます。
この店を教えてくれたご夫婦は「うどん!と言えば、出てくるよ」と教えてくれましたが、常連の皆さんは「いつもの!」と言ったり、それぞれ好きなメニューがあるよう。
困った副島くんは、一番人気をご主人に聞いて、味噌煮込みか?トマト煮込みか?という2択で、意外なメニューの『トマト煮込みうどん』(750円)を頼むことにしました。
イタリアンテイストのうどんを味わう
このお店では麺の種類や硬さが選べるため、副島くんは「超!硬めのうどん」をオーダー。昆布とかつお節でとった出汁に、味の決め手となるトマトのソースを合わせて煮込み、チーズと卵をトッピングして出来上がりです。
味わった副島くん、「程よいコシ、程よいモチモチ感。トマトの甘み、めちゃめちゃ際立っています」と食レポ。さらに「赤く浮いているのは、ちょっとラー油ですか?」と聞いてみます。そのように見えたのは、実はトマトと相性のよいオリーブオイル。
町のうどん店で、イタリアンテイストの煮込みうどんに舌鼓を打った副島くんなのでした。