三重県の桑名市総合医療センターは、入院患者に対する薬の処方ミスがあったと発表しました。患者の男性は、その後死亡しています。
センターによりますと、2月、気管支ぜんそくの急性の症状で入院した当時60歳の男性に対し、治療による感染症を防ぐために「バクトラミン」という薬剤を処方しました。
その後、男性は退院しましたが、皮膚がただれるなどのアレルギー症状が出て、3月下旬に敗血症性ショックのため死亡したということです。
センターは、薬の処方ミスと男性の死亡の因果関係について、調査中としています。
男性のカルテには、「ダイフェン」という薬剤を処方してはいけないと記載されていましたが、これは「バクトラミン」と同じ主成分の薬でした。
カルテを確認した医師は、この2つを同じ系統の薬剤だと認識していなかったということです。
「本来であれば、自分の知らない名称の薬品が『禁忌薬』と書かれていれば、一体どういった系統の薬か調べるのが本筋だと思うが、そういうところに思いが至っていなかった」(桑名市総合医療センター 山田典一 病院長)
センターは、薬の処方ミスについて男性の遺族に謝罪するとともに、「再発防止に全力で取り組む」としています。


