大量の流木に埋め尽くされる三重県尾鷲市の港。養殖いかだの魚への被害が懸念される中、私たちは地元の漁師とともに現場へ向かいました。

東海地方に大雨をもたらした台風6号。三重県尾鷲市では、3日の朝までの24時間雨量が535.5ミリを記録。6月の観測史上最大となりました。
台風は過ぎ去りましたが、尾鷲市の漁港には茶色のかたまりが。一面を覆っていたのは大量の流木。船を取り囲むように流れつき、漁に出られない人もいるといいます。
地元の漁師によると、近くの山を流れる矢ノ川と中川から流れ込んだとみられていて、中にはペットボトルなどゴミも混ざっていました。
3日、撤去作業が行われましたが、4日も流木は残ったまま。

尾鷲港の湾内でマダイなどの養殖をしている三鬼啓憲さん。4日朝、いけすの確認に行っていました。
マダイ養殖 三鬼啓憲さん:
「設備的には問題ないと思う。魚の状態は水が濁ってますので、魚が全然見えない」
過去には台風による大雨で、いけすの塩分濃度が下がり、1000匹ほどの魚が死んでしまう被害にあったといいます。
三鬼さん:
「今回は一匹も浮いた魚がいないので、大丈夫かなと思ってるが、数日したら浮いてくるから」
いけすまで船で向かう間にも流木をいくつか確認。船の進路を邪魔したり、船のエンジンに入り込んだりと他にも気がかりなことはありますが、やはり一番は魚の状態。
三鬼さん:
「心配やね、毎日確認しにこなかん。元気な状態を確認したいです」

被害を受け、一見知事は。
三重県 一見勝之 知事:
「水産は流木被害があるんですけど、小型の漁船の破損もあると聞いている。丁寧に確認した上で、どういったことができるか考えていきたい」
三重漁連や漁協によりますと漂流物の影響でほかの港にも被害が出ていることから、撤去作業は数日かけて順次行っていく予定だということです。


