総理の“似顔絵湯のみ”製造停滞 すでに4000個弱の注文入るも新しい顔決まらず…「早く売り出したい」

歴代総理大臣の「似顔絵」が入った湯飲みを作っている焼き物工場。次の総理大臣がなかなか決まらないことをどう思っているのでしょうか。
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新たな総理が誕生するたびに、似顔絵入り湯のみのデザインをその都度更新し制作してきた、土岐市の山志製陶所。
10月2日の取材では、石破総理の退陣を受けて、すぐに次の総理の似顔絵デザインを始めていたのですが…
(山志製陶所・加藤貴仁専務)
「イケメンなので一番難しかったですね」
加藤専務が誕生を望んでいた自民党新総裁は、小泉進次郎さんでした。
過去最高売り上げは…小泉純一郎氏
(加藤専務)
「国民の人気が高い人が売れ行きがいいので、小泉さんになったら嬉しい」
背景には父親の小泉元総理の湯のみを作った際、会社史上一番の約30万個を売り上げたこともあります。進次郎さん人気への期待がありました。さらに、直近の石破総理誕生の際の湯のみの売り上げは、約4000個と低迷。
(加藤専務)
「過去最低です」
売り上げと国民の期待感の大きさは比例します。しかし、新たな自民党総裁は…高市早苗氏。
加藤専務は、当初から小泉さんでなければ高市さんだろうと、両睨みで2つのデザイン画を用意していました。
作業は、このまま進むかと思われましたが…
総理はまだ決まっていないけど…「4000個弱の注文が」
10月10日、なんと予期せぬ自公の連立解消。スムーズに高市総理誕生とはならず、国民民主の玉木代表の名前が浮上したりと、政局は混迷。似顔絵入り湯のみの制作は、とうとうストップ。
(加藤専務)
Q.どんな気持ち?
「正直なところ早く決まって、早くモノにして売り出したい」
さらに、ここへきての自民と維新の連立話も浮上。やはり、高市総理誕生となるのか?
(加藤専務)
「4000個弱の注文をいただいている」
答えが出る前に、取引先も新総理誕生に期待しています。そして…
(加藤専務)
「国民の人気が高い首相になると、小泉さんや安倍さんの時は、コンスタントにちゃんと年間で売れていた。そういう総理大臣になると僕もすごく助かる」
最終的にどうなるのか…気が気じゃない加藤専務でした。