
豊明市”スマホ条例”に愛知県知事「世の中に一石を投じた意義ある試み」 市にはこれまで約270件の賛否

09.03(水)15:08
スマートフォンなどの使用を「1日2時間を目安」とする条例案を豊明市が提出したことについて、愛知県の大村知事は「世の中に一石を投じた。意義のある試みだ」と述べました。
条例案では、全市民に対し、仕事や学校以外の自由な時間におけるスマートフォンなどの使用時間の目安を、1日当たり2時間以内としています。罰則は盛り込まれておらず、市はあくまでひとつの目安としてほしいと呼びかけていますが、市によりますと9月2日までに市内外から電話やメールで約270件の意見があり、批判的な内容も多く寄せられています。
この条例案について愛知県の大村秀章知事は9月3日の会見で、使用時間の目安を伝えて過度な使用を控えもらうという主旨には一定の理解を示す一方、条例で規制することを疑問視する声も理解できるとして、条例制定の是非については明言を避けました。そのうえで、条例案を提出した行為については「世の中に一石を投じた。意義のある試みだ」と述べました。
条例案の採決は9月22日に行われ、可決されれば2025年10月から施行される見通しです。