名古屋入管に収容中、スリランカ国籍の女性が死亡し遺族が国に損害賠償を求めている裁判は、7月に結審する見通しとなりました。
スリランカ国籍のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)は2021年3月、名古屋出入国在留管理局の施設で収容中に死亡しました。
遺族は「必要な医療を提供しなかった」などとして、国に約1億5600万円の損害賠償を求め提訴しています。
11日の口頭弁論で、原告側は当時の入管職員などに対する追加の証人尋問を求めましたが、名古屋地裁は「既に立証すべき証拠や証言はそろっている」としてこれを退けました。
その後の会見で、ウィシュマさんの妹・ポールニマさんは「証人尋問の必要がないと判断されるとは思わなかった。心が苦しくて悲しい」と話しました。
また、弁護団は「採用されなかったのは残念」としつつも、「国の責任を問う材料は集まっていると理解したい」との考えを示しました。
次回の口頭弁論は7月22日に開かれ、2022年6月に始まった訴訟は結審する見通しです。


