藤井聡太七冠(22)「ランドセル忘れて下校」 母校で明かす小学生時代のびっくり伝説 先生に“膝カックン”も?
「天才」と言われる将棋の棋士たち。プロになれるのは、1年にたったの4人。
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しかも、26歳までという年齢制限があり、東京大学に入るよりも難しいと言う人も…
その難関に挑み、去年プロ棋士になった岐阜市出身の宮嶋健太四段。11月21日、愛知県瀬戸市にいました。
子どもたちに、将来を考えるきっかけにしてもらおうと、瀬戸市が取り組んでいるキャリア教育「せとドリームプラン」の授業の一環で、宮嶋四段は、ゲストとして招かれました。
そして、この效範小学校の先輩からも、ビデオメッセージが届きました!
大スター登場で…児童「きゃー!」
(藤井聡太七冠)「卒業してから10年ほどになりますが、今でも教室や体育館の雰囲気はよく覚えています。久しぶりに訪れてみたい気もします…よし!」
画面から姿を消した藤井七冠。すると…
(藤井七冠)「みなさん、こんにちは!」
(児童たち)「きゃー!」
サプライズで訪れた瀬戸市出身の大スター“藤井聡太七冠”。卒業後、はじめて母校の小学校に見参!後輩たちを前に、小学校時代の思い出を講演。
(藤井七冠)「小学5年生と6年生のときに、運動会のリレーに出ることができたのが、ちょっとした自慢になっている」
一方で、うっかりエピソードも披露。
「ランドセルを忘れて下校」両親びっくり
(藤井七冠)「学校から帰るときに、げた箱で1回ランドセルをおろしたら、ランドセルを置いたまま家に帰ってしまったことがあって、両親にびっくりされたことが、印象に残っている」
児童から、当時の得意科目を聞かれると…
(藤井七冠)「当時から、地図を見たり鉄道の路線図を見たりするのが好きだったので、その影響もあって、社会科が一番好きな科目だった」
講演後には、藤井七冠から児童へ色紙のプレゼントも!
(藤井七冠)「皆さんも何か好きなことを見つけて、夢に向かって取り組んでもらえたらなと」
憧れの大先輩に会えて大喜びの児童たち。直接、将棋の指導もあり、感激ひとしお…
(児童)
「藤井聡太さんが、夢に向かってしていたことを、自分もやってみたいと思った」
「実際に見ると、すごく緊張した。いろいろなことに挑戦していきたいと思っている」
“天才・藤井七冠”の源流を、CBCテレビでは過去にも取材。その少年時代を知る恩師に、当時のエピソードを伺うと意外?な一面が。
将棋よりも目立っていたものが…「運動」
今回のサプライズの舞台となった效範小学校で、藤井七冠が小学4年の時の担任だった掛野友美さん。そして、小学6年の時の担任だった井口亮一郞さん。
2人に、藤井七冠の少年時代の”天才エピソード”を伺いました!
(藤井七冠 小6の時の担任 井口亮一郞さん)
「小学生の頃は、本当に普通の子で、将棋の話を全然しなかった。勉強はできたんですけど、授業中も手を挙げる方ではなかった。目立つのは運動の方」
(藤井七冠 小4の時の担任 掛野友美さん)
「足が速かった」
まるでおじいちゃん?小学生時代の“口ぐせ”
(掛野友美さん)
「『つまり』って(言葉を)よく使っていて、子どもじゃなくて、おじいちゃんとしゃべっているみたい。私が説明していると『つまり、先生、それはこういうことですね』って一言でまとめてしまう“頭の良さ”があるなと思った」
Q.掛野さんは、藤井七冠に好かれていたのでは?
(掛野友美さん)
「いや、私“膝カックン”されるくらいなんで。校外学習の時に『みんな、あっち見て』と説明をしている時に(膝が)カクッとなって、『誰がやったの?』とパッと見たら聡太で…。ニヤッと笑っていて、そういうところは子どもらしくてかわいいなって」
さらに、頭の中は将棋だけだったようで…
(掛野友美さん)
「帰り道に考え事をしていて、側溝にはまったとか。『どうしたの?』と聞いたら『(頭の中で)詰め将棋をしていて』と言って、頭の中で考えて動いているんだと思った」
今では真剣に将棋をしている姿が印象的ですが、意外とおちゃめな?一面もあった藤井七冠でした。