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浸水した274台の車の搬出作業始まる 駐車場は営業再開のめど立たず 三重・四日市市の地下駐車場

09.29(月)16:50
9月12日に記録的な大雨で270台以上の車が水につかった三重県四日市市の駐車場で29日、車の搬出作業が始まりました。
四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」では12日夜の記録的な大雨で274台の車が浸水の被害にあい動けなくなりました。
駐車場は地下2階部分が完全に水没し、水で押し流された車が通路を塞いでいました。
駐車場を運営する「ディア四日市」によりますと、29日までに1台を除いて車の所有者と連絡が取れたということです。
29日午前10時前から搬出作業をはじめ、レッカー車が車2台を運び出しました。
「きょうは通行路を確保するための作業をした。本格的には10月1日からレッカー車26台、隊員45人が入って今週中に中から車両を搬出したい」(レッカー作業をした オギスレッカー 荻須孝明代表)
搬出された車はいったん仮置き場に運び、所有者に引き渡される予定です。搬出費用については、駐車場を運営する「ディア四日市」が負担するとしています。
この駐車場をめぐっては、一部の出入り口で止水板が故障したまま、4年近く放置されていたことがわかっています。
「ディア四日市」によりますと、搬出作業の完了や駐車場の営業開始のめどは立っていないということです。また、今後の補償については協議中だということです。