かぜと違うサインを見逃さないで 子どもも花粉症の対策を 子どもも使えるグッズや薬
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鼻水や目のかゆさがたまらない花粉症。大人だけでなく、小さな子どもも対策が必要だといいます。
26日の名古屋は最高気温13.7度と、3月中旬並みの暖かさとなりました。
名古屋・栄では、雲が広がったものの、時折日差しがさすと、ポカポカと暖かさを感じることも…。
季節は間もなく春ですが、悩まされている人にはとってもつらい「アレ」が、今年もやってきます。
「花粉です。私はいちばん鼻水がひどい。この時期はしんどいです」
「目ですね。出して洗いたいような感じになる」
春の野に咲く花をめでるよりも、自分の鼻や目が気になる人も…。
かぜ?花粉症?
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名古屋市瑞穂区にある小児科クリニック「ひばりがおか こどもとアレルギーのクリニック」は、気温の急激な変化で体調を崩した子どもたちの姿が。
待合室には、かぜなのか、それとも花粉症なのかを診てもらおうという親子も。
「かぜなのではと診てもらったら鼻炎だった。花粉症もあるかもしれないので、検査結果待ちの状態」(保護者)
子どもの花粉症のサイン
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「かぜと花粉症を見分けるのは難しい?」(上坂嵩アナウンサー)
「花粉症だと水っぽいサラサラした鼻水が出る。あとくしゃみを連発するとか、目をかゆがるとか、そういう症状が出てくると花粉症かなという目で診察しています」(平林靖高 院長)
平林院長によると、低年齢化が進んでいるという花粉症。
子どもの場合、自分の体の異常を大人に説明するのが難しく、花粉症の発見が遅れる心配があるといいます。
「鼻をいじる、鼻を動かす。鼻を触るので鼻血がよく出る。あと目をこする、目をパチパチさせるという症状が出ている時は、花粉症かなとみてあげるといいかもしれません」(平林院長)
検査で使用するのは「血液検査キット」など。血を1滴だけ取り、約30分で結果がわかります。
きょうも検査に訪れた子どもの結果が…。
「スギですね。マークが5つ並んでいます。これは陽性判定」(上坂アナ)
子どもが使える花粉対策グッズ
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花粉症は薬を服用すれば症状が緩和されますが、予防することも大切だといいます。
「ハンズ名古屋店です。こちらにも子どもが使える花粉対策グッズがあるそうです」(上坂アナ)
まず、花粉対策グッズについての関心度について聞いてみると…。
「2週間ほど前、ちょっと暖かくなったくらいから問い合わせが増えている」(ハンズ名古屋店 大田康介さん)
ハンズ名古屋店で取り扱っている花粉対策グッズは、全30アイテム。
その中に子ども向けの商品はどのようなものがあるのでしょうか。
「例えば、鼻の入り口に塗るだけで花粉の吸入を防ぐアイテムも、子ども用で用意している」(大田さん)
鼻の中に塗るだけで花粉の侵入をやわらげることができる商品「花粉鼻でブロック 30日分」(1430円)は、低刺激な素材を使い、1歳から使うことができるといいます。
顔や衣類などに花粉が付きにくくするスプレー「アレルブロック花粉ガードSPママ&キッズ」(980円)は、3歳から使えるそう。
ほかにも、花粉を防ぐ子ども用メガネ「スカッシースタイル」(1980円)など、4アイテムが並べられていました。
子どもが嫌がらない点鼻法と目薬
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平林院長から、子どもが嫌がらずに投薬できる方法や、薬を教えてもらいました。
点鼻薬を嫌がる子どもには…お風呂から出る直前にやってあげてください。
浴室の湿度で、痛みがやわらぐそうです。
目薬を嫌がる子どもには…世界初の「まぶたに塗るクリーム」。
1日1回、寝る前にまぶたに塗ると、起きた頃には薬が浸透しています。顔を洗ったり、大人はメイクをしても大丈夫です。
お子さんの様子が気になる場合には、ぜひ医師の診察を受けてください。