「政策が共通であれば一緒に動く」公明党愛知県連代表が野党との選挙協力の可能性について言及

自民党との連立解消を受け、公明党愛知県本部の里見代表が野党との選挙協力の可能性について言及しました。公明党は10月10日、政治とカネの問題などを理由に自民党との連立政権から離脱する方針を明らかにしました。公明党愛知県本部の里見隆治代表は、10月14日、テレビ愛知の取材に対して次のように話しました。

公明党愛知県本部　里見隆治代表：
「（政治とカネについて）また別なかたちで良い回答をいただき、連立が継続できればという思いもあったが、こうなった以上やむを得ない。残念に思っている」

連立離脱を受け、選挙協力も白紙に。愛知ではこれまで衆議院議員選挙で「選挙区は自民・比例は公明」とうたい、競合を避けてきました。2024年の衆議院議員選挙で実施した調査を分析すると、公明党支持層のうち、選挙区で自民党候補に投票した人の割合は約60％。一方、自民党支持層のうち、比例で公明党に投票した人の割合は約6％にとどまりました。

公明党愛知県本部　里見隆治代表：
「（協力の度合いに選挙区で）濃淡があるので一律には言えないが、総じて6％であれば低い数字だと思いますし、今後相互の協力はしていくが、陣営・代議士からどこまで協力が得られるのかは（選挙協力の）指標となっていく」

野党との連携について里見代表は次のように話しました。

公明党愛知県本部　里見隆治代表：
「公明党の考える政策と共通する、共感する人であれば手を携えて一緒に動いていく。（記者：愛知では自民党以外も可能性はある？）可能性としてはあると思います。」