9月8日、東海地方を襲った記録的な大雨。一夜明け、町中では片付け作業に追われる姿が見られました。
【写真を見る】「だめだ これ…」 名古屋など東海地方を襲った記録的な大雨 43人ケガ “水没車両”200台 浸水被害で片付けに追われる飲食店も
(橋本麻理記者 9月9日午後1時半過ぎ 名古屋・中区)
「さきほどから目を開けていらないほどの非常に激しい雨が降りつけています」
8日に続き、9日も警戒が必要な東海地方。お昼過ぎには名古屋で視界が悪くなるほどの激しい雨が。
岐阜ではきょうも激しい雨
岐阜県では、中津川市を流れる白川が茶色く濁り、激しく流れる様子も。
(前川智彦記者 9月9日午後3時半ごろ)
「川の中腹を見ると、大きな木が1本流れているのが分かります」
下呂市などを流れる飛騨川では、午後3時40分「レベル4 氾濫危険警報」が発表されました。
8日は愛知・西部と岐阜・美濃地方で「線状降水帯」発生
(西島新カメラマン 9月8日午後4時半ごろ 名古屋・栄)
「膝下まで水位が上がっています。こんな大雨見たことがありません」
8日は愛知県西部と岐阜県美濃地方で「線状降水帯」が発生。各地で雨が叩きつけ、名古屋市では観測史上最大となる1時間に104.5ミリの猛烈な雨が降りました。
名古屋のジムには水が“滝”のように…
名古屋の中心部・栄でも道路が冠水し、地下街は水浸しに。
中区のフィットネスジムには水が滝のように流れ込み、トレーニング器具が水に浸かりました。
名東区を流れる植田川は、川と水があふれた道路との境目は分からず、白い車が流されているのも確認できます。
“のり面”の崩落も…
大雨から一夜明け…
(前川智彦記者 9月9日午前6時ごろ)
「名古屋市名東区の植田川は、きのうの大雨の影響で川ののり面が数十メートルにわたって崩落しています」
護岸のために設置されたコンクリートブロックが、約50メートルに渡って崩れ落ち、地肌がむき出しに。
名古屋市によりますとブロックの隙間から水が入り、内側の土が抜けたことが原因とみられ、応急処置としてビニールシートや土嚢が設置される予定です。
店内が浸水 片づけ作業に追われる飲食店
浸水被害にあった周辺の飲食店では9日朝、従業員が片付け作業に追われました。
(飲食店の店長)
「(ドアに)ラインが見えるでしょう。ここまで水が来てます。冷蔵庫が何台か壊れているみたいです。壊れていない冷蔵庫に(食材を)移動させました。でも、だめになった食材もあります。においもちょっと凄い、泥臭い」
今週金曜までには営業を再開したいと話しますが、復旧の見通しは立っていません。
道路から少し階段を下った場所にあるラーメン店では、床に今も水が残り対応に追われています。
(麺屋一丸はなれ 服部雄務代表)
「水が入っていて、カウンターギリギリまで水があった。本当にプール状態だった。机も冷蔵庫も全部浮いていた」
「だめだ これ…車どうなる?」
(脇田亜彩香記者 9日午前10時ごろ 愛知・尾張旭市)
「壁には一直線に泥が付いていて、腰の位置まで水がきていたのが分かります」
(9月8日午後5時ごろ 愛知・尾張旭市)
「だめだ これ…車どうなる?これ…」
訪れたのは、愛知県尾張旭市にある家具などを貸し出すレンタル会社。商品の多くが水に浸かりました。
(レンタル会社の従業員)
「冷蔵庫とかチェアとか細かいレンタル用品を置いてあるが、それが全部浮いて流れているような状態。商品自体がもう使えない、洗ってもどうなのかな」
床上浸水38棟・床下浸水57棟・43人ケガ
9日午前0時過ぎまで「レベル5 氾濫特別警報」が発表されていた庄内川は氾濫を免れましたが、付近の喫茶店が一時水に浸かりました。
(喫茶店の店主)
「最大5センチぐらい水につかった。下水のふたが全部流れていってしまって、トイレが流せない、洗い物ができないという状況が30分ぐらいあった」
名古屋市を含む愛知県内では、これまでに床上浸水が38棟、床下浸水が57棟確認され、避難所で転倒するなど43人が軽いけがをしました。
水没した車の撤去作業も…
(橋本麻理記者 9月9日午前7時半ごろ 名古屋・中村区)
「名古屋市中村区では、市の職員らが交差点で止まったままになっている車を動かす作業を行っています」
また、名古屋市内では大雨の影響で動けなくなり、放置された車が複数の場所で確認されました。
被災した車両の数は名古屋市だけでも200台にのぼるなど、市民生活に影響が出ています。


