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深海生物の食事シーンに注目!! 毎週土曜日に「深海もぐもぐタイム」開催 愛知・蒲郡市の竹島水族館
01.09(木)13:47
愛知県蒲郡市の竹島水族館では今月から毎週土曜日、展示されている深海魚へのエサやりを公開する「深海もぐもぐタイム」を始めました。
展示生物へのエサやりの公開は各地の水族館でも催され、珍しいイベントではありません。しかし、竹島水族館によると、巨大水槽で飼育されている深海生物への給餌は珍しく日本初だということです。
イベントを実施するのは、新館に新設された日本有数の巨大水槽。縦3・5メートル、横7・5メートル、容量120トンの大型水槽には、脚を広げると最大で2メートル近くにもなるタカアシガニ15匹を収容。
その他にも、大型になると全長2メートルにもなるオオクチイシナギ、主に深海で暮らすフトツノザメなどが遊泳し、深海をテーマにした巨大水槽には見どころが盛りだくさん。
これらの展示生物に、ダイバーの姿に扮したスタッフ1人がアジやイカの切り身などのエサを与えます。水槽の外側では、展示生物の生態やエサの食べ方などを解説します。
すでに1月4日に実施された催しでは、「多くの来館者に楽しんでもらえた」と担当者は手ごたえを実感。「深海魚というと、暗い水槽でじっとして動かないイメージがありますが、エサを食べるときには機敏に動き躍動的に泳ぐ」といい、「ふだんと違う深海生物の姿を目の当たりにすることで、もっと関心をもってほしい」と呼びかけています。
新館をオープンする昨年10月までは水槽内にスタッフが入れる容量の大型水槽はありませんでしたが、新たに巨大水槽を設置したことにより今回のようなイベント実施が可能となりました。
◆「深海もぐもぐタイム」は毎週土曜日 午前11時30分~10分間開催