3月、一時ダムが枯渇した豊川用水は、貯水率が回復傾向にありますが、愛知県の大村知事は田植えの延期の要請を続ける方針を示しました。
【写真を見る】愛知・大村知事「正直いかがなものかと」 農家の“田植え時期変更難しい”の声に… 豊川用水の貯水率アップも延期要請は継続方針
東三河地方に水を供給する豊川用水は、3月27日から農業・工業は50%、水道は30%の節水が続いていて、県は3月末、地元の土地改良区やJAに対して田植えの延期を要請しました。
その後まとまった雨が降り、宇連ダムと大島ダム、それに調整池をあわせた貯水率は、きょう午前0時時点で40.2%と、平年の半分まで回復したものの大村知事はきょうの会見で、田植えの延期要請を解除しない方針を示しました。
大村知事「工業と水道も苦労している」
コメ農家からは、今から田植えのスケジュールを変更するのは難しいという声が上がっていますが、これに対し大村知事は「工業と水道も苦労している」と説明しました。
(大村秀章知事)
「田植えの時期は変えられないからしょうがないんだ、当たり前だという言い方をされるのは、正直いかがなものかと。世の中の理解は得られないのではないか」
一方、現在、農業用水にはダムの水は供給されておらず、東三河に143あるため池の水などを使っているため、大村知事はため池の近くや早生の品種の田んぼなど、「やれるところはやってほしい」と話しました。


