客が企業や店などに対して理不尽なクレームや言動をする「カスタマーハラスメント」いわゆる「カスハラ」。その卑劣な行為は、公務員に対しても行われていた。 愛知県の知多半島に位置する人口約2万人の美浜町では、1人の町民による「カスハラ行為」に長年、悩まされていた。美浜町によると、男性によるカスハラ行為は、半年間だけで800件以上あったという。
美浜町は、「カスハラ行為」を繰り返した男性に対し、400万円の損害賠償を求めて提訴する議案を議会に提出。2025年11月、全会一致で可決しました。この数日後、男性が直接謝罪に訪れたことで、美浜町は男性への提訴を見送っています。
公務員への壮絶カスハラ 東国原さん「公務員あるある」

2月21日に放送されたテレビ愛知の「激論コロシアム」では、カスハラについて取り上げた。ゲスト出演した元宮崎県知事の東国原英夫さんは、美浜町のケースは「公務員あるある」と指摘したうえで、「税金で食わせているという意識を持っている住民がいる。さらに、公務員も、住民に強い態度を取れない。公務員は、結構、不器用なのです」と実情を話した。
「町役場も職員を守らないといけない」弁護士の菊地さんも美浜町の対応を評価

ゲスト出演した弁護士の菊地幸夫さんは、「町としては、職員を守らなければいけない。メンタルがこう傷つけられたりすると、退職に追い込まれたりする。やむを得なかったのでは」と町の対応について評価した。同じくゲスト出演した日本ハラスメント協会代表理事の村嵜要さんも「美浜町のケースが、全国の自治体も参考になったのではないか」と評価した。
高齢者による過激なカスハラ「正義感を満たしているのではないか」

「なぜ高齢者による過激なカスハラが絶えないのか?」弁護士の菊地さんは、高齢者が正義感を貫徹させるのが生きがいになってきていて、生きている張り合いみたいになってきていると推察した。一方、東国原さんは、公務員へのカスハラが起きる原因として、「政治行政に対する不信感だとか、様々な不祥事がフラッシュバックしてカスハラしてしまうのではないか」と指摘した。


