愛知県の豊川用水では、水がめの宇連ダムの貯水率が1.7%となっていて、水不足が深刻な状況です。農家だけでなく教育現場にも影響が出ています。
■田植えへの心配が尽きず…豊橋市の農家は
豊川水系の水不足の影響は、様々な所で起きています。愛知県豊橋市の米と麦の農家の日比秀治さんに話を聞きました。 日比さん: 「冬場にいつも“あぜ塗り”という作業をするんですけども、田んぼに水分が少ないので、あぜがきれいに塗れない」
田植え前のこの時期は、あぜを作る必要がありますが、ことしは土がパサパサに。水分を含んだ土で頑丈なあぜを作っておかないと、今後、水が漏れる心配があると言います。さらに…。
日比さん: 「『ゆめあかり』という品種の小麦です。うどんとか麺になる。水分がある方が育ちがいいような気がします。例年だともう少し大きくなっている。もう4~5センチ大きいような気がします。4月・5月の田植えの時期の水がすごく心配です」
■雑巾は“から拭き”に…教育現場にも影響が
田原市の小学校でも、児童たちがなるべく少ない水で洗うよう心がけていました。 児童: 「ダムの水が少なくなっているから、水を大切にしようと思って」 授業にも水不足の影響が出ています。水の節約のために習字はやらず、「硬筆」に。 給食では、洗う必要があるお盆のかわりに、家からランチョンマットを持参していました。
学校で続けてきた牛乳パックのリサイクルも水で洗浄しなければならず、一時中止に。インフルエンザ予防の歯磨きとうがいも、コップ1杯の水で行うよう心掛けています さらに、雑巾掛けも「から拭き」で行っていました。 伴卓朗校長: 「雨が降って水不足が解消されて、子供たちが安全に安心した学校生活を送れるようになるとありがたいと思っています」 雨不足による「渇水」。この先、解消する日はいつ来るのでしょうか。


