韓国自動車メーカー「キア」が日本上陸 「EVバン」2種類で勝負 価格価格は619万円から

韓国の自動車メーカー「キア」が、日本・愛知に初上陸です。狙いは、日本の「空白地帯」です。

愛知県東部の港、三河港です。自動車の輸入台数は33年連続で日本一で、輸入車の聖地とも呼ばれています。その聖地にやってきたのは。

記者:
「前にはK・i・a、「キア」のロゴマークがついています。日本に初上陸したのは、韓国の自動車メーカー『キア』です。」

日本ではまだ知名度が高くありませんが2025年の世界販売台数は日産やスズキに迫る勢いです。今回、日本市場に投入したのは、5人乗りと2人乗りの2種類です。どちらも全長約4.7メートルの電気自動車です。キアの担当者は、この”サイズ感”が日本進出のカギだといいます。

KiaPBVジャパン広報担当 林絵里さん:
「割と大きく、日本では見なかったサイズのEVバン。新しいカテゴリだと思っている」

競合の少ないEVバンで市場の開拓を狙います。ターゲットは、脱炭素への取り組みが求められる物流業界です。

KiaPBVジャパン広報担当 林さん:
「カーボンニュートラルの対応や環境変化への対応が急いで求められている。各社、EV化が環境目標として設定されているところもある。そういったところがニーズが合致していると思う」

「地上高419ミリ」の衝撃 キアの新型EVバンが物流・福祉の現場を変える理由

高さ419ミリ

さらには、こんな設計も。

KiaPBVジャパン広報担当 林さん:
「こういったタイプのバンだともう少し高さがある。ただこれは419ミリしかないので、人の乗り降りもしやすく、物の積み下ろしもしやすいので物流の場面で活かせる」

また、座席の数や配置などもカスタマイズ可能で、医療・福祉の分野や、キャンピングカーとしての活用なども見込んでいます。1回の充電で走行できる距離は約380キロメートル。日本で主流となっている急速充電の規格に対応しています。価格は619万円からで具体的な販売日時は、まだ決まっていません。

世界3位の「ヒョンデ・キア」が日本再上陸 狙いは商用EVの“空白地帯”

キア

キアの日本進出について、自動車ジャーナリストの桃田健史さんにお話を伺いました。

ーー韓国の自動車メーカー、キア(KIA)の日本進出における勝算をどう見ていますか。

自動車ジャーナリスト 桃田さん:
「勝算ありなんですが、キアを日本の方はあんまり名前知らないですよね」

ーー日本国内での知名度は、決して高いとは言えません。

自動車ジャーナリスト 桃田さん:
「北米やヨーロッパでは広く知られたブランドです。実は、トヨタ自動車、フォルクスワーゲングループに次ぎ、ヒョンデ・キアグループは世界第3位の販売台数を誇ります。」

ーーこれまでは日本では走ってなかった車なんですよね。

自動車ジャーナリスト 桃田さん:
「90年代にいたんですけど、1回撤退して、ヒョンデも撤退して、で、今はヒョンデ・キアグループの中のキアとして、今回再上陸ってことになりましたね」

日本にない「サイズ感」と「開示基準」が追い風に

商用EV

ーー商用EVに注力するという戦略での日本上陸となりました。この戦略や今後の展開について、どうお考えですか。

自動車ジャーナリスト 桃田さん:
「CO2など温室効果ガスの排出量を測定し、その情報を開示する必要があります。2025年3月に金融庁が公表した『サステナビリティ開示基準』が背景にあります。義務化ではないんですが、特にプライム企業、大きな上場企業の場合はそういうのをやっていかなきゃいけないときに、物流も自社で使うEVも、ちょうどキアのようなバンが欲しかったんです。日本の場合、軽EVは多いんですが、軽商用EVで同じサイズ感がないので、タイミング、それから狙い目としてベストタイミングなのかもしれないですね」

ーー空白地帯を狙っていく状況やタイミングはまさにぴったりだと。そういうことですね。

自動車ジャーナリスト 桃田さん:
「そうです」

日本メーカーは「後手」に回る懸念も

ソウル市内の様子

ーーただその韓国の車に乗るっていうのはなかなか日本の方はまだ薄いのではないかと思うんですが、その辺りは足かせになることはないんですかね?

自動車ジャーナリスト 桃田さん:
「かつてはヒュンダイの呼称で知られたヒョンデが2022年に日本市場へ再参入し、オンラインでEVを販売しています。アイオニック5っていうのは非常に象徴的な車のため、非常に評判がいいんですよね。それで、そういうこともあって、韓国車に対しての消費者、それから企業が買う時の心のハードルはかなり低くなっています」

ーー逆に、日本車への影響っていうのはありそうですか?

自動車ジャーナリスト 桃田さん:
「ちょうどピンポイントで商用EVを深掘りしてくるとすると、トヨタ自動車など国内メーカーも、キアの商用EVに対する対抗車種を投入する必要がありますが、少し後手に回ってしまうかもしれません。影響はなくもないです」

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