庭のお手入れや買い物など、日々の家事をお得に代行してくれるサービスが愛知県に。なんと料金は5分110円からと、気軽に依頼できる家事代行サービス「御用聞き」。
【写真を見る】「110円でゴミ出し」 もOK? “破格”の家事代行サービス 利用者が急増中…お墓参りは買い出し~清掃まで合わせて1万円
例えば、切れてしまった電球の交換は10分220円。ちょっとしたごみ出しのお手伝いなら5分110円。短時間の軽作業も気軽に依頼できるため、利用者が急増中。
出張エリアは、名古屋市をはじめ愛知県内の7市。いま人気の「御用聞き」に密着しました。
夏が来る前に…雑草対策をしてほしい
この日、御用聞き・塚本裕章さんが直行したのは、大府市内にある一軒家。
(依頼主)
Q.依頼内容は?
「夏に草がスゴイから、防草シートを張ってほしい」
雑草が生えてこないようにシートを張りたいというのが、自宅の裏手にある細長い通路。さらには、家庭菜園の通り道にも。面積が狭いため、専門業者にお願いするほどではないとの事で、御用聞きに依頼したんだそう。
(依頼主)
Q.草むしりは大変?
「大変ですよ本当に。すごい生えるもの」
塚本さんによると、草むしりが一番大変な暑い夏に先駆けて、冬~春に作業を依頼する人が増えてくるとのこと。
草むしりから「防草シート」の買い出しまで 金額はいくら?
まずは大きな草を手で抜いて、シートを張るために地面をならしていきます。すると、作業開始から1時間で見違えるようになりました。ここから防草シートを、シワにならないようにゆっくり広げていきます。
実は、塚本さんにとっても初めての作業だったそうで…
(御用聞き 塚本裕章さん)
「僕もちょっと楽しみ、効果があるか…。(効果が)3年は固いですよ」
約2時間半で作業終了。今回のような大掛かりな作業は、30分ごとに2200円。シートの買い物料金などを含め、1万5950円でした。
(依頼主)
「きれいになってうれしい。夏が楽しみ」
ご主人を亡くして引っ越し… “ある悩み”が
続いて入ってきた依頼は、本格的な冬の寒さが到来した、この時期ならではのお困りごと。
依頼をしたのは、刈谷市内のマンションで一人暮らしをする70代の常連さん。ご主人をなくして一軒家から引っ越しきて以来、冬になると湿気に悩まされているんだそう。
(依頼主)「結露がスゴイでしょう」
(塚本さん)「コレはすごいですね」
(依頼主)「カーテンにカビがわいて、1枚ダメにしちゃった」
窓枠に発生した水滴が、ガラスを伝ってぽたぽた垂れてくるほど。カビの発生にも頭を抱えていました。
「なるべく安いものを」購入品の価格にも気遣い
ここに、水滴を吸い取るシートを貼っていきます。
(塚本さん)
「細長いシートが売っていたけれど、大きいシートを買ってきたので今から切ります。その方が安い」
「御用聞き」の安い料金設定もさることながら、こうした細やかな気遣いが人気の秘密なんです。
(塚本さん)「こんだけぺたぺた貼ったら…」
(依頼者)「ありがとうございます。無理ばっかり言って」
約45分で作業は一旦完了。
「地震対策もしてほしい…」
そして、足腰が悪いという依頼主から、もう一つお願いが。
(依頼主)
「食器棚と洋服ダンス、倒れてきても素早い動きができない。コルセットはめているので」
大きな家具が地震が起きても倒れてこないように、対策してほしいという内容です。
こうした地震対策をしてほしいという依頼は、ここ数年でじわじわ増加しているんだそう。
(塚本さん)
「耐震も“誰に頼んでいいか分からない”。パッと頼める専門業者があればいいけれど」
(依頼主)
「隣近所の顔も知らないし。引っ越してきてから分からない」
頼りにできる人が身近にいないお年寄りにとっては、いちから相談に乗ってくれる所も魅力だといいます。
(依頼主)
「塚本さんが相談をじっくり聞いてくれて、すごく優しいもんね。自分の息子みたい」
2つの作業を合わせて、かかった時間は約1時間半。
今回の結露対策・耐震対策は30分ごとに2200円。出張費などを合わせて、トータルは1万1550円になりました。
帰り際に急遽 別のお願い…
支払いも済んで作業終了かと思いきや、急遽の相談事が。棚の上に乗せてある人形が落ちて来ないか心配になったんだそう。
(塚本さん)「ちょっと怖くないですか?ガラスだから」
(依頼主)「怖いよ」
(塚本さん)「じゃあ持っていきます」
突然思いついたお悩みにも、すぐ応えられちゃうのが、まさに「御用聞き」ならではです。
(依頼主)
「この人形も、まあいいやと思っていたけれど、今やっていただけた。本当にありがたいです」
「代わりにお墓の掃除をしてほしい」
自由に外出が難しいシニアの方からは、時にこんな依頼も。
(塚本さん)
「(依頼主が)行けないので、代わりにお墓を掃除してくださいという依頼」
依頼主は、「御用聞き」を初めて利用するという方です。
(塚本さん)
「1人暮らし、車が運転できない。受けてもらえないですか?と話が」
年末年始やお盆前に増える依頼の1つが、先祖から受け継いだお墓を掃除して欲しいというもの。
敷地内の草をむしったら、墓石の汚れをスポンジで落としてピカピカに!
お供えする「花」も購入
そして、こんなリクエストにも応えます。外出ができない依頼主に代わってお花を供えて、綺麗になったお墓に手を合わせます。
お墓掃除も、30分ごとに2200円の作業。合計で10010円は、専門業者と比べると「破格の安さ」。
最後に電話をかけ、依頼主に写真を送ることに。
(塚本さん)「いま、ちょうど終わりました」
(依頼主)「寒い中ありがとうございます」
(塚本さん)「お花違う方が良かったなとなったら、次回は違う好みのお花を選ぶので、よろしくお願いします」
(依頼者)「ありがとうございます」
(塚本さん)
「次に同じ依頼があったら、うまくできるように(要望を)聞きながら」
依頼主の声を聞いて、進化を続ける。これぞまさに、令和の「御用聞き」です。


