決裁前に発注や支払いか…名古屋市の観光事業巡り元市職員が逮捕された贈収賄事件 贈賄側との随意契約の大半で

　名古屋市の観光プロモーションを巡る贈収賄事件で、逮捕された元担当課長が、上司の決裁を受ける前に発注や支払いをしていたことがわかりました。 　逮捕された名古屋市観光交流部の元担当課長、大塚勝樹容疑者(62)は、市の観光プロモーションを巡って広告会社に便宜を図った見返りに、およそ43万円分の賄賂を受け取った疑いが持たれています。 　捜査関係者によりますと、大塚容疑者はこの広告会社と結んだ随意契約の大半で、自身が発注して仕事を始めさせ支払いまで済ませてから、事後的に上司の決裁を受けていたということです。 　市によると、上司の決裁を受けてから発注するのが本来の規則で、事実確認を進めているとしています。